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すぐ背後でファスナーの開く音が聞こえて。 野宮はゾクリした。 下着もろとも服をずり下ろされて尻が剥き出しになると「う」とつい声まで上げ、慌てて唇を噛んだ。 尻の狭間に熱い感触がヌル……と触れる。 小さなアナルを熱もつ先端で何度か緩々となぞられた。 「あ、あ、それ、やだッ」 「焦らされるの、イイくせに」 「嫌だ……ッもぉ……ほしい、挿入れてッ……俺ンなか、に、早く……久世さんの熱くて硬いの……欲しい……」 ネクタイで視界が閉ざされているせいか、いつもより大胆におねだりしてきた野宮に久世は満足そうに口元を緩めた。 膨れ上がった頂きで尻たぶの片方を戯れにペチペチして。 片手でぐっと押し開き、片手で根元を支えたペニスを尻孔にあてがう。 一瞬だけ息を止めてナカへ。 うっすら濡れていた熱源をキツく締まる尻膣へ捻じ込んでいった。 ビクリと仰け反った野宮のペニス。 深い最奥まで拡張されると、ビク、ビク、小刻みに身悶えた。 溢れ出した汁糸がシーツにとろとろ滴っていく。 抜き挿しが開始されると腹部にまで反り返った。 「ン……締まってる……野宮さんのココ、いつもよりキツイっぽい」 久世のハイペースぶりに快楽に弱い野宮は痺れた。 掴まれた尻を深々ピストンに素直に波打たせ、突っ伏したシーツによだれとカウパーを垂れ流し、あられもない染みを広げていった。 「ココが野宮さんのイイとこだよね」 敢えて言葉にして前立腺界隈を擦り上げる。 恋人のナカでより火照ったペニスを窮屈な尻膣でしごかせる。 「ッ、ッ……ソコ……好き……ッ」 「ココ刺激されるとすぐいっちゃうよね」 「んっ……すぐいっちゃう……っソコ、俺ぇ……やばぃ……ッ」 汗ばむ尻を思いきり押し開き、激しいピストンを健気に迎え入れる野宮のアナルを見下ろしていた久世は。 肩で上半身を支えている野宮に再び覆いかぶさった。 反り返っていた彼のペニスをグチュグチュしごき出した。 「すごい。ぬるぬる」 「あっあっあっあっ」 「ココとか。気持ちいい?」 膨張していた先端がズリズリしごかれる。 全体的に脈打つ性器。 くっきりと筋が浮かぶまでに張り詰めていく。 「あーーーーー……っまた……いく……ッッ!」 ぎゅっっっ! 「ひッッッ!?」 もう片方の手で根元をキツク握り締められ、ネクタイの下で野宮は目を見開かせた。 「今日はもうちょっと我慢してみよう……?」

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