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***第6話:性交と言う名の絡み 1

「タケト。す、少し回している腕の力を抜いてくれ。少し苦しいんだ。」 必死になってしがみついていたせいで、ノアルの首を絞めていた。急いで顔を上げて掴んでいる手の力を抜いた。 顔を上げるんじゃなかったと後悔したけれど、ノアルの苦しげな顔を見て余計と欲情してしまった。 本当、ヤる事しか能がなくなっている。今僕はノアルが欲しい。ノアルもそうあって欲しいけど、彼の表情からは窺い知る事が出来ない。 (何処へ行くの?) 声を潜めてノアルの耳にぼそりと呟いた瞬間ブルっと身体震えたのが伝わってきた。 「ご、ごめ……。はぁ…ノアル…僕、今後ろがグズグズしているんだ…早くしてほしい…ほら濡れてきているの分かる?ズボンにまでシミが出来てしまったよ……ノアル…ノアル…。」 とんでもない発言を自分でもしているという自覚はあった。でも早くこの狂った体を満たして欲しいんだ。 『…待ってくれ…タケトを無理やりには抱き抱くないが――――「酷くしてよ。」 僕のとどめの一言でノアルの理性は吹っ飛んだ。 *** “運命”と思っていた。憧れに近いような感じもしていた。 そんな風に思っていた人物が今目の前に牙をむき出しに、息を荒げて僕の唇を奪っている。 荒々しいキスとは対象的で僕の髪の毛を触る手は優しい。大きな手で、壊れ物を触るようにその手は動いている。もっと酷くして激しくして欲しい。そういう気持ちを込めて手の上に自分の手をのせた。 キスをしたまま僕の目を見てくるノアルは戸惑いの表情を浮かべつつも僕がして欲しい事を理解したのか、少し優しくなっていたキスが再び激しさを増した。 僕は自分でズボンの上から後ろを触った。瞬間髪の毛の上にあった手が素早く下に降りてきて止められた。 「やだ。止めないでよ。僕もう触りたいんだ。自分でほぐせるから。」 「そんな事、自分でなんてさせられるわけがないだろう。俺に全てを任せてくれないか。」 真っ直ぐに目を見つめながら真っ直ぐに言われた言葉に後ろに回していた手をそろそろと放した。 納得したノアルは「ありがとう。だが何処まで自分の理性が保たれているかわからない。タケトの匂いはとても魅惑的だ。」 そんな事ない。僕からしたらノアルのつけている香水の香りの方が魅惑的だ。 「ノ、アル……。」 「タケト。」 自分の香りをノアルに纏わせながら、僕達は欲に埋もれた。 ノアルの前戯はキスと同じ…荒ぶる息とは対照的で優しく後ろもじっくりとほぐしてくれた。 自分にそんなに余裕があるようには感じなかったけど、唐牛で残っている理性をフル稼働させ僕を傷つけないように丁寧に扱ってくれる。そんな事しなくてもいいと何度言ってもダメだの一点張りだった。 ノアルの巨根がトランクスから現れると持ち上げられている足がヒュッと上がってしまった。 「ちゃんとほぐれているから大丈夫だと思うが、万が一────「ノアルっ早く()れてっっ!!」言うやいなやノアルの巨根が勢いよく中に侵入してきた。 初めて受けいれた後ろはギチギチと音がなりそうなくらい狭くきつい入口だった。 「んぁっ!」 思わず体をくの字に曲げ拒絶を起こしたが、直ぐに追ってくるノアルの巨根が後ろを攻め立てる。 僕のアナルに一度受けいれられた巨根は絡まる液に濡れぬらぬらとしている。 「タケト、腰を落として。」 「ぃ、ぃゃだっ、ノアルのデカすぎっ……。」 早く欲しいと望んだのに、あまりの大きさに怖気付いてしまった。 『すまない。タケト暫く耐えてくれ。』 何処までも僕の体を気遣う紳士なノアル。 自分だって限界だろうに……。 「ごめん。あんまりにも大っきいから驚いて、もぅ大丈夫、だから……。」 今度はゆっくりと先端が後ろにあたりねじ込まれた。 最初よりも嫌な感じはしない。 息を吐きながら、ノアルの巨根を飲み込んだ後ろはみっちりと繋がっている。 指先をそっと繋がっている場所に当ててみた。 トロっと垂れる液が指につき糸を引く。 「動かすが、いいか?」 少し体がぐらついて動いただけで声が漏れる。 「まだほんの少し動いただけなのに。大丈夫か?」 「ぃ、いいからっ動いてっ!」 足を腰に回しホールドさせるとノアルの手がそれを剥がし持ち上げてきた。そのままの勢いで腰を振り始めた。 「あっあっ。んっ……はっ。」 腰の動きと共に徐々に勢いをつける抽挿に僕の喘ぎ声も大きくなる。 連れてこられた場所は人気がなくて、でも生活感がある場所。シトラスの香りはノアルからなのかこの部屋の香りか……。 そんな思考はノアルの巨根が中でさらに大きくなった事により直ぐにかき消される。 パチュパチュと濡れた水音と肌と肌が当たる音がイヤらしく部屋に響きわたる。 「ノアルっおっきぃ……あぁっ。き、気持ちいいよぉっ。たまらない。」 抱きしめたくて両腕を伸ばした。 直ぐにノアルの体が近ずいてきて首の後ろに手を回した。今度は首を絞めすぎないように……。 「また僕の中でおっきくなった。」 「タケトが可愛すぎるから。止まらない。」 「中に、出して。」 「そ、それはっ。」 戸惑いのあまり動きが止まる。すかさず足で腰に巻き付くと「いいよ?ノアルの精子いっぱいちょうだい。」ノアルの耳に囁いた。
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