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***第7話:性交と言う名の絡み 2

僕の囁きはどうやら彼にとって爆弾が投下されたような感覚になるのか、目の色が変わる。 ノアルの美しい肉体は程よくしなやかに曲がり僕の後ろを突き立てる。 僕を見下ろしていた体位は変えられ四つん這いにさせられるとノアルは覆いかぶさるように、まさに獣のごとく腰に手を置き爪を立ててきた。 海老反る僕は天を仰ぎ見ながら嬌声が漏れる。 「ぁぁっ……イ、イク……。」 涎を垂らしだらしない顔をノアルに向けると彼の腰の動きはその言葉を聞くと一瞬止まりかけた。 「やらしい顔だ。」 抽挿は激しさを増すと、その度に漏れる声とより一層肌と肌がぶつかり合う音が激しさを増した。 「あっんんっ。んぁっ。だめっ。そんな、激しくしたらっあぁっ……あぁっ。」 パチュパチュ、ぐちゅぐちゅ音が鳴り響く中で僕は体を震わせながら果てた。 ほどなくしてノアルも果てたようで、どっぷりと中に精液を流し込まれた。 僕の粗末な肉棒から精液が服に飛び散り床にパタパタと落ち、果てた僕の体は力をなくしだらりと床に倒れ込むように顔が付いた。 尻が突き出た状態のまま上がった息を整えていると「すまないが、もう少し耐えてくれないか。」そう言いながらノアルが再び動き出した。 「えっ、あぁっ。ま、待って、まだイッたばっか……。」 「待てない。まだ足りない。」 体がへにゃりと曲がったままノアルは抽挿が再び始まった。 今後ろにいるのは白い獣。 彼も本能そのままに欲を吐き出している。 鮮やかなマリンブルーの瞳は瞳孔が開ききり、目の前の僕の尻にかぶりついている。 これが本当に憧れていた白虎の姿なのか。 それでも僕は彼を欲しいと思った。そんな野性味のある姿を見る事なんてΩでなければ見る事が出来ないんだから。 彼にΩがばれてしまった事は不本意だけれど、言い訳なんて考えずに真っ直ぐに彼と向き合っていこう。 「集中しろ。」 「あぁっ。」 思考は戻され、手首を持たれより深い部分を突いて来た。 「ノ、アルっ、僕またイクっ。」 ノアルの巨根はまた更に大きくなり、僕の中をさらにみっちりとふさぎ込んだ。 「締まる……。タケトに喰いちぎられそうだ。だが、このくらいの締まりの方がいい。」 「たくさん頂戴。ノアルの精子。」 「これではタケトが妊娠してしまう。」 「大丈夫。ピルだって飲んでるし…でも、ノアルの、あぁっ。子、子供なら、僕、僕―――――。」言ってる途中で二度目の絶頂が訪れ、程なくしてノアルもまた沢山の精液を中に出した。 *** 柔らかな感触がサリサリと頭を撫でている。 肉球だ。誰? 薄ら目を開けてみると、ノアルが目を細め愛おしむように僕の細い髪の毛を爪の間に入れてひっぱったり、指に絡めたり突然顔を近づけスンッと鼻を鳴らしたりしている。あぁそうだ。この肉球の感じはノアルだ。 とても穏やかな表情をしている。 「アンタもそんな顔するんだな。」 目を開け近距離にいるノアルに話かけると大変に驚いた彼がガゥッと唸りを上げ勢いよく離れた。 『お、脅かすな。心臓に悪いだろう。』 「そんな早口の虎語じゃ分からないよ。」 くすくす笑いながら、体を傾けノアルの方をみた。 傾けてみて初めて自分が布団の中にいる事が分かった。 そして、改めてあたりを見回しながら「此処、何処?」と尋ねれば、ノアルはゆっくりと立ち上がり腰まで下がった布団を肩まで上げながら「寮だ。俺の……部屋。」フイッと横を向きながら言った。 しっかりと見えないけれど、横顔は赤くなっていた。
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