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番外編・バレンタイン〜甘い絶望⑲〜

「あっ、ああっ、あっ……ぃあっ、だめっ、そ、こっ……やあっ、あっああ……」 「ナカ、すげー熱くてビクビクしてる。もうイきそう?」 「いあっ、ぃあっあっ……ぃやっ、めえっ……あっ、あっああっ……」 「親友の指をおいしそうに咥え込んでるのに? 素直になれよ。気持ちいいんだろ、ほら」 「ひっあぁあ……」  膨らんだしこりをぐりぐりと押し潰せば、下腹部がピクピクと小刻みに震え始める。 「あっあぁあっ、ぃああっ……ぃくっ、ぃっちゃあっ、ぁうっ……」 「イケよ。親友に指マンされてイクとこ、見ててやるからさ」 「ひぅっ、やぁあっ、ぃあっぃあっ、ぃあっ……らめぇっ、ぃっく、ぃゃあっ……あっ、あっ、ああぁっ!」  しこりを強く擦り上げながら、蜜を垂れ流す陰茎を数回扱けば、下肢をビクビクと震わせながら白い精を放った。  ほんのりと桜色に色付いた胸を大きく上下させ、荒い息を繰り返す秋葉の目からはらはらと涙が流れた。 「泣くほど気持ちよかった?」 「ぅっ……ぅうっ……」  涙に濡れた紅い頬、固く閉じられた瞼、きつく噛み締める唇へ、慈しむようにキスを落としていく。俺の手で堕とされた、かわいくて、かわいそうな生き物。暗く淀んだ身の内から、この上ない愛おしさが溢れ出す。  だが、そんな甘い気持ちに浸っていた時、スマホから高笑いが響き渡った。  ――ははっ、それで勝ったつもり? まあ、だいたいの見当はつくんだけどさー……さて、ど(●)()()かなあー?  その一言で、ピシッ、と夢心地にいた俺の心が音を立てて凍りついた。

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