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〜陸海空の世界〜

それと、俺たちの寿命っていうのは、長い方なのかな? サミントン達が最初に地球っていう星で作られて、大分時が経ってると思うのだけど…サミントンはまだまだ現役で仕事をしているし、まだまだ若々しいっていうのもおかしいのだけど…人間で言ったら、40位の感じっていうのかな?もしかしたら、地球でいう年齢にすると80歳位になってるとは思うのだけど、サミントンはまだまだおじさんっていう位のお年だ。 となると、200歳位までは生きられるっていう事なのかもしれない。 ま、最初に地球で生まれたサミントンがまだまだ生きているのだから、俺たちの寿命はまだ分かっていないっていう所だろう。 やはり、俺たちというのは、人間の手によって作られた獣人なのだから、案外、寿命が長いのかもしれない。普通の動物とは違うし、人間でもないのだからね。 これから生きていく中でそこはサミントンによって解明されるだろう。だって、サミントンがこの国の最初の人なのだから。サミントンが死んでしまった時に俺たちの大体の寿命が分かる時だろう。 俺はお城に帰って来て、部屋へと籠る。 俺の部屋はお城の中の1番上。ここだと、空も海も見える部屋だ。 さっきは原っぱで空の国の獣人を見たけど、今度は海の獣人達の様子もここで見れる。 城の真下に広がる海。 やはり、城というのだから、少し小高い山みたいな所に建っている。だからなのか、陸も海も空も見渡せるようになっていた。 海の波が陸の方へと押し寄せて飛沫を繰り返す。 これだけ広大な海が広がっているのだから、海の国は陸の国に比べたら物凄く広いのであろう。いや、正確には陸の国だって広いのであろうが、まだ、開拓されていない土地もあるし、俺自身もまだそんなに遠くまでは歩いた事がないと言ったらいいのかもしれない。 でも、見渡す限りでは海の方が断然広い世界。 空の獣人達が空を飛べるのが羨ましいように、俺は海での獣人達も羨ましくと思っている。 だって、俺は何もかも出来るのに泳げないっていう所もある。そこは、サミントンもミックも一緒なのだから仕方がないのだけど…。 …海の中の世界ってどうなっているのかな? とも思う。 今度は海の国の獣人達の姿が目に入ってくる。 この広大な海の中を優雅に泳いでいる海の国の獣人。 何かこう白い獣人が泳いでいるとしか俺には見えていないのだけど、何だかその白い獣人の姿を俺は窓の縁に肘を付いてボッーと眺めてしまっていた。 なんていうのか、完全に陸海空の国として別れてしまってからは、海と空との獣人達とは交流がないと言った方がいいのかな?だから、海と空の獣人に関しては名前もどんな獣人達がいるのかさえも分からない状態だからだ。

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