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〜白いオーラの獣人?〜

もう一度、マッシュの名前を呼んでみたのだけど、マッシュが俺の前に出て来る事はなかった。 …ま、いいか…。 と、とりあえず気にする事なく、俺はマッシュのお店を後にする。 しかし、本当に街中というのは、平和過ぎる…。 いや、何か事件とかあっても困るんだけど…でも、平和っていうのも退屈過ぎるんだよな…? そして、今日は原っぱの方ではなく、砂浜の方に足を運んでみた。 今の俺はマッシュの事より、昨日の夜見た、白いオーラを持つ海の獣人が気になるからだ。 マッシュの方は会おうと思えば会えるんだろうけど、白いオーラを持つ海の獣人に関しては簡単に会う事さえ出来ないからなのかもしれない。 それだけ、俺の頭の中に印象的な事を残しているという事だろう。 その白いオーラを持っている海の獣人の名前も知らない。見た目だってなんの獣人だか分からないから、俺の中では白いオーラを持っている獣人となっている。 もう、その獣人は2回位見掛けてはいるのだけど、本当にどんな奴なのかっていうのが分かっていないのが現状だ。 だから、再び俺が海に来たら、分かるのかな?って思ったのだけど…。 やはり、砂浜ではその獣人の気配はないようだ。 「やっぱ、また、俺が溺れてみなきゃ助けてくれないのかな?」 とまで思ってしまう程だ。 …え?俺って、そんなに白いオーラの持ち主の獣人に会ってみたいのか? と自分に問いかけてしまう。 …本当に!?何で!? …だって、海の国の獣人とは関わりさえもっちゃいけなかった筈なんじゃないのか? ま、まぁ、昨日の事は仕方なかった事なのかな? だから、あの獣人は俺が意識を回復した時には海の中に行ってしまったって事なのかな? 確かに、それだったら納得出来てしまう。 海の国だって、空の国だって、そのオキテがあるからこそ、陸の獣人達と関わらないようにしているんだから。 この星に住んでいる者全員がその事について知らない者いないだろう。 「…だよな」 と、俺は砂浜で体育座りをして、海の方へと視線を向ける。

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