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〜マコウとの会話〜

…だって、国が違うのに笑いあえたり、話したりする事が出来るのに、何で、陸以外の他の国とは交流してはいけないんだろ?ま、それが、今は当たり前にはなっているんだけどさ。 そこで、急に思いだした事があって、 「あ!そうだ!マコウって大分元気になってきたんだろ?ならさ、あ…」 …マコウって次期王で俺はとりあえず国の獣人なんだから、言葉に気をつけないとね。何となくだけど、マコウに陸の王の後継ぎだっていうのバレたくないような気がするし…。 「あ!うん!ご飯食べますか?」 普段、あまり使った事がない敬語っていうのかな?俺的には使い慣れていないからなのか、ぎこちないというのか、棒読み状態っていうのか、とりあえずマコウにはそんな気がしたから敬語みたいなのは使ってみたのだけど…。 そう思っていたら、また、マコウがクスクスとしている。 「君って…あ、いやいや…シューマって…何だか面白いんだよね…」 「…え?」 …何で!? と聞こうとしたのだけど、あーやっぱ、俺ってそういう敬語みたいなの使い慣れてない? 「いいよ…無理して敬語みたいなの使わなくて、寧ろ、私に気を使わなくていいって言うのかな?確かに私は海の次期王になるのかもしれないんだけど、もしかしたら、なれないかもそれないしね…。だって、今回、こうやって怪我したのも、その親と喧嘩したっていうのかな?」 「…親と喧嘩した?」 俺は目を丸くしながらも視線は上の方に向けて考えてしまう。 …だって、マコウはルーガの子供でしょう?って事は、もし、俺に例えるならば、サミントンと喧嘩したって事になるんだよね? 「ま、そういう事だから…次期王も私には難しいんじゃないのかな?」 「…って事は海の国のお城には帰れないって事…?」 そう俺は確かめるように聞いてみる。 「…なのかな?喧嘩して、怪我して逃げて来たようなもんだしさ…。だから、次期王って名乗るのもおかしいんだけどな…」 …ま、確かにそうなのかもしれないのだけど…。 「あー!そうそう!何かっていうのか、果物とかって食べれる?」 そうまた俺は確かめるように聞いてみる。 「流石に海の国の食べ物とかってどんなのか?っていうのは分からなかったんだけど…でも、流石に何か食べないとダメなんじゃないかな?って思って、持って来てはみたんだけど…」 そう言って、俺はさっきローサから貰った果物をマコウの前へと出してみる。 「え?あ、うん…海の国でもそういう物は食べれるからね。大丈夫だよ…ありがとう」 そう言って、マコウは俺が持ってきたリンゴとバナナを笑顔で受け取る。 それと、同時に何か俺の体の中を走ったような気がした。
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