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第30話side エリアス1 *R18 他人のエロ話ほどムカつくものはない

ジュンヤへの気持ちに気がつくまでのお話です。 猥談なのでエロは比較的軽度?です。多分… ーーーーーーーーーーーーーーーー 神子召喚があり、神子が王宮で暮らし始めると、それまでの王宮が一変した。 冷たく暗い空気が漂っていたが、明るく和やかになった。それは良い。問題は父上が腑抜けてしまったのだ。 それまで、父上はどちらかと言うとジュンヤの様な色気溢れるタイプが好みだった。 しかし、神子が全てを受け入れ優しく抱きしめ、無邪気に微笑む姿に魅入られていた。 これならばジュンヤは手を出されないと思ったが...別の意味で私の読みが甘かったと知ることになる。 毎日神子に会えねばいられぬと執務室を抜け出し、神子の為に設けた部屋へ入り浸る。 宰相が諌めても言うことを聞かず、陛下の印がなければならない物以外が私に回される様になった。 通常の執務に加えて国王の仕事など、とてもゆっくり休憩を挟む余裕などない。その所為でジュンヤを気にかけてはいるものの、エルビスからの報告を聞くだけに留まっていた。 だが、そういったことがあっても私の補佐で切り抜けた為、王宮内の神子の立場は変わりなかった。迷惑を被ったのは私だけだ。 だがある日、ジュンヤが倒れたと聞き急ぎ執務を終えて離宮へ訪れた。 そこに居たのは、ベッドから立ち上がろうとして崩れ落ち、倒れない様必死に踏ん張って耐える姿だった。私は無意識に駆け寄り、体を支えた。 ...細い。最初に会ったより顔色も悪い。あの時は、細いがしっかり鍛えた体だったと記憶している。 そして、召喚以来食事が合わないらしいのは、神子の様子で知っている。 ジュンヤは何も文句を言わないので困る。何度もエルビスは私に相談していた。曖昧に微笑みながら、誰のことも信じていないのだ、と嘆いていた。 抱きとめた体を引き寄せると顎が髪に触れた。香油で艶やかさを増している黒い髪はほんの少しクルリと癖があり、思う様触れて感触を楽しみたいと思った。 離宮で使う石鹸や香油は私も知っている物の筈なのに、抱きしめた体から私の知らない豊潤な香りがした。ベッドに横にさせ、省みてやれなかった事を謝罪する。 そして、口に合わない料理について調理場を自由に使う許可と、全面的な協力をつけさせる事を約束した。王宮でも困っている為、協力して貰う事で王宮でのジュンヤの地位も確保したかった。 外出についても、危険のない範囲で少しづつ広げる事を告げると、黒い瞳が喜びに煌めいていた。自死を願ったあの激しさは、今...子供の様に期待に満ちた光を取り戻している。その事を心から嬉しく思った。 陛下が騎士に会話を禁じていた事は最近知った。あの美貌で籠絡し脱出、もしくは神子を害すると思ったらしい。 父上もいい加減色ボケが激しいようだ。 父上の周りはそんな愛人だらけだが、誰でもそうとは思わないで欲しい。 ジュンヤ本人は、自分の容貌がどれほど蠱惑的なのか全く自覚もないらしい。少々脅かしすぎかと思ったがキツめに注意を促した。 その後、私の元にもジュンヤから差し入れが届けられる様になった、執務で忙しい為、クッキーやすぐ食べられる物だったが、ピザというものはパンも柔らかくとても美味しかった。 そして、時折神子の要請で共に食事をするが、オムライスという食べ物は特に気に入った。コメというものではないので本物とは少し食感が違うのだとか。 だが、神子が食べた途端、ジュンヤの作ったものではないと騒ぎ出した。良く分からないが...実際、料理人達が作った方とすり替えたらしい。自分達の腕を試したかったのか? 神子は私に、以前にも合った事、絶対に違うと分かることを訴えた。だが少々身振りが大袈裟なのだ。口を尖らせて訴えるのが可愛いと思うのは父上達なのだろう。 聞いていると、食べると力がスムーズに使える様になるらしい。 確かに、時折こうして神子と食事をしたり、離宮を訪問して茶菓子を食べていると、次の日に調子が良いことを思い出す。 その後料理長のミハナと話すと、ジュンヤは王宮料理人達は既にマスターしているから仕事を取りたくない、と言っているらしい。気遣いのある良い男だと思う。 だが、神子自身が違うという為、持ってきているという。 私は影に命じ調べると、神子自身は悪いと思っているが、神殿が話を捻じ曲げ神子の命令だとしている様だ。何の為に? しかもジュンヤが拒否している、騎士を籠絡してるなど、あり得ない噂も流れていた。父上はなぜそんな事を? 二人に軋轢を生じさせようとしているのか? それは神子もジュンヤも知らない、父上達の事情があるようだ。 ジュンヤには手間だが当面そのまま作って貰うしかないとして、父上と神殿の思惑はなんとなく分かった。 私は引き続き調べる一方、ダリウスとも話す必要があると思った。 まずは、二人を引き合わせるべく騎士棟を見学させることから始めたが、その結果は想像以上のものとなった。 自室にダリウスがやってきて報告を受ける。 「それで、どの程度魔力が上がったんだ?」 「そうだな...食べただけの奴は1.5~2倍というところで、怪我人は治癒の加護まで貰ってたぞ。その分パワーは上がらなかったが、あの人数を食事だけでとは空恐ろしい。100人分はあったからな。食えなかった連中はいまいち信じられなかった様だが、食った連中テストしたら全員が納得した。」 「無意識下でそれなら、意識して調理すればどうなるか...。」 「触っても良いらしいぜ。俺の電撃を受けた三人だけどな、少しあった火傷は消えちまったそうだ。 口止めはしているから安心しろ。まぁ、心酔しているから拷問されても口は割らないだろうな。」 ならば、騎士は全力で守るだろうから安心だ。魔導士とも上手く引き合わせなくては。神殿も過ちと認めるかが問題だ。 「そうか。」 「なぁ、神子って事はだな。」 「......そうだ。」 「あれでか。」 「そうだな。」 そう、神子は純潔の者。つまり処女だ。あの美貌で処女...。 処女処女しょじょ.... ん?ダリウスめ。 「おい、こんな所で催すな。」 「仕方ないだろ?お相手願いたいと思ってる美人が処女だなんて。お前も勃ってるぜ、王子様。」 言われて気がつくと、私の股間も立ち上がりかけていた。 ふむ...あまりない事だが。 「むっつりとは失礼な奴だ、団長殿。」 「はっ!クソ真面目な顔でテント張ってるよりわかりやすいだろ? 俺はこの後娼館にでも行くさ。お前は閨係にでも頼むんだな。」 「全く...。まぁ、それはともかく、城下町へは出してやりたい。十分注意してくれ。手もだすなよ。」 「ハイハイ。じゃあな。」  ーーーーーーーーーーーーーーーーー 私は自分が怒っているのか、羨んでいるのか分からなかった。言いようのない感情が胸を渦巻いている。 城下町へ行ったジュンヤの様子をダリウスから報告を受けた。その報告は前半は楽しいもの、後半は殴りつけたくなるのを堪えるものとなった。 楽しそうに街を歩く姿を思い描く。あの濡れて輝く黒い瞳で街を見たのだろう。私に一瞬だけ見せた本物の笑顔は、今日は一日溢れていたに違いない。そう思うと、自然と笑みがこぼれた。 特に、ノルヴァン商会の件は秀逸だった。髪を晒した以外は。あれを武器にして立ち回るとは。心配ではあるが、この目で見たかったと言うのが正直な感想だ。 「俺は惚れ直したぜ。握手しようとする図々しい奴を止めようと思ったんがな、邪魔すんなって睨まれた。あれが剣なら斬られてたな。堪んねぇ目をしやがる。」 更に酒の席で歌った事、その歌が美しく悲しかった事...。 この後の話は、少々...いや、かなり私を苛立たせることになる。 久しぶりに飲んだらしいジュンヤが、酔っていやらしくしなだれかかって来たとか、ダリウスの体に触れてきたとか、”セックスしたい”だ”一人でシタイ”だの大声で言っていたらしい。 酔っ払いとは声が大きくなるものだが、内容がよろしくない。 騎士棟を練り歩かなかったのは英断ではあるが。 「可愛く擦り寄ってきてなぁ。一人でスルって言うんで手伝ってやったんだ。言っとくが入れてねーから、処女のままだからな?」 だと?!手伝うとは何をした? 詰め寄る私に、ニヤニヤとしながら語り出した。 その目は情景を思い出しているのだろう。情欲に濡れていた。 「キスしてやったら、最初は男が初めてで嫌々しててな?男とシタことないからいやだって言うんだよ。 でな?入れないから抜いてやるって言って、ちょっーとシコってやったら、下履きがヌルヌルになる程濡れてきて、恥ずかしがってスゲー可愛かった。」 私は今、どんな顔をしているだろうか。 「で、シコリながら口ん中をたっぷり舐め回してやったら、キスが好きだっておねだりして来てよ。 直にチンコ可愛がってやったら可愛く腰を振りやがるの。あー最高。」 直に、だと?おねだり、だと? 「そんで、俺もギンギンだったから、あいつにも二人のを握らせて、ドロンドロンになるまでシコった訳よ。あ、あいつ鈴口抉られるのと、カリ弄るのが好きなんだぜ。」 ぐ...う...。貴様、わざと事細かに説明しているのだろうな、嫌がらせか? 「イキそうになって、腰をふりながアンアン可愛ーく悶えてるもんだから、俺の唾液をたっぷり溜めてからあいつに飲ませてやったんだ。 そんな事したくなったのは初めてだ。しかもキス大好きだからか、すげぇ美味そうに飲み込んでエロいったら。 ジュンヤの唾液も甘くて最高に美味いんだぜ!いくらでもキス出来ると思ったな~。 あんなにいやらしくイケるのに、処女とか最高。」 飲ませた、のか...私のも飲んでくれるだろうか... 想像の中で、ジュンヤが腕の中で悶えるのを想像した。 「あいつはイッたけど、俺はまだでよ。仕方なく浴室で抜くかと思ったら......な。」 わざと話を止める。問わせたいのだな? 聞きたくない。いや、聞かせろ。 「どうしたんだ?」 「”ダリウスぅ~手伝うぅ~”だってよ!!! もう俺、良くぶち込まなかったと自分を賞賛するわ!!」 ガタン!と椅子から立ち上がって叫ぶダリウス。確かに、そんな風に言われたなら、良く耐えたと思う。 おい、ダリウス。この部屋に遮音の結界がついていてよかったな。専従侍従は聞いているが、まぁ影と同じだ。 それにこいつ...モノマネなどした事がなかったのに、何だ、その甘えきった言い方は。本当にジュンヤがそう言ったのか。 「そ、そんな言い方するわけないだろう?」 思わず上ずったのは仕方ないだろう。 「したんだよ!!とりあえず、お前は俺の理性を褒め称えろ!!」 「よ、良く耐えた、な。」 全くだ。もしも、それが私なら耐えられただろうか。 「結局一人で耐えたのか?」 「いいや?遠慮なく素股で可愛がってやった。」 「貴様!」 思わず私も立ち上がる。二人で睨み合っている 「入れてないんだから無事だって。」 入れなければ良いと思ってるのか?!いや、だが、私なら、どうしただろう。 まぁ、お互い座ろう。落ち着く為二人とも冷めきった茶を啜る。 「それで...お前もイって終わりか。」 「まぁ、たっぷり太ももと可愛いシリを堪能したし、ア○ルもちょいと引っ掛けたけど、入れてないから。いや本当に。 でもなぁ~入り口擦られて腰振っちゃって入れて欲しそうで激エロだったんだぜ?アレもう入れて良いだろ? あー、乳首も弄ったし~、舐めたし~、思う存分乳首に精液塗り込めてやったし~所有印もタップリ付けちまったから~エルビスが飛んでくるだろうな~。 むしろエルビスに殺されるかもなぁ、俺...。 下履きもシャツも精液まみれだったしな。不味いと思ったが遅かったんだよな。まぁ良いか。 朝は珍しく寝過ごして慌てて出たから、あいつのシャツ見つからなかったし、着替えもどうしたか。 ジュンヤもエルビスにお仕置きされてないと良いけどな。」 くうっ!!殴りたくて仕方がない! わざと語尾を伸ばすのが忌々しい。 「でもな。俺、後悔ないから。悪いな。あと、俺は神子関係無しにあいつを守ると決めたからそこは安心してくれ。本当に神子なら…終わるまでは、触るけど入れないで耐えるから。 神子じゃなかったら即ヤルけどな。逃げようとしたら、俺に抱かれないと生きられないカラダにして捕まえる。」 堂々と、後悔していない、触る、いずれヤルと男らしく宣言した。 安心して良いのか、不安に思えば良いのか分からない。 何よりも、私のジュンヤに触られた、と感じている。こんな感情は今までなかった。 このあと、会いたくて…会いたくて…。 だが、服で隠れていたとしても、その内側にダリウスの所有印をつけられたという体を見るのも苦しく、すぐに会いに行かなかった。 それがあれほど後悔する事になるとは。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 次回、エリアスサイドのエロです。 ジュンヤが襲われたのはダリウスのせいです!クマは良く作者のコントロールから外れます。

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