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第20話 美人さん

大きいウェーブが来ないと不思議がってると、智久先輩がなにやら呟いた。カナって!人の名前だよね? 「あいつのファン、離れてないじゃないか…ちょっと連れてくる」 「お前は居ろよ、俺が行く」 「そんな也り、元もコもねぇだろ。誉を見ててくれ」 なんだか今度は智久先輩が歓声の中に飛び込むんですね!?って誰が来たの? まさか、て、転校生かな?転校生と副会長再来、それに智久先輩が絡む??ど、どうなるのそれって三角関係!?え?僕見たい。 「ちょ、お前は行くなって!」 腐男子である僕に、そこから動くなってことは拷問に近いんです。もちろん目立たない位置を確保して脇の脇を注視しながら萌えを堪能するのだよ。 ガタッ あ。興奮しすぎて蹌踉けたか?…と思ったら風紀委員長が僕の足をカックンしたではないか! それで前のめりになったんだからそもそもなんでカックンするかな~床とこんにちはしたら風紀委員長の……「中田、黙って席に着いてろっ!!」 ひうっ!! ほ、ほほほ本性を現したなっ! 鬼畜強面不良サドも加算してやる風紀委員長! 「巻き込まれてるのは神谷だよ。あいつのファンは少々しつこいってか…トモのように潰せたら良いんだが神谷は性格的にそれが出来ないからな」 「えっと、神谷さんとはどちらの?」 それからなにか潰したと耳に聞こえたような気がしましたが、今は新たな名前の神谷さんが気になる。 「学園の生徒会長の名前も知らないって驚くなァ。彼は神谷彼方だ」 生徒会長は神谷……知ってる!今の現職生徒会長の名前じゃないかあぁぁ!! 「せ、生徒会長ぉぉやっと拝める!生徒会長の傍に行くと何かが始まる!これを見ないと僕は!ぼくはぁぁ!!転校生のスタンバイはオーケーですかっ!? あうあう僕の頭の思考が困惑してる。まあでも生徒会だ人気者だ、こ、これから王道的な萌え…やはりアノ場所に行くべきだ!!」 「ちょっ!?待て、アンタのその変な思考いったい…!?」 こうしちゃいられん!! ガタっと椅子から立ち上がった時、パーカーの智久先輩がエライ美人さんを連れなって現れた。 「ここに座って」 「さすがトモヒサだね、鮮やかだった」 ――え? 智久先輩の隣に居る人はどなた?

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