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第15話

* 素生side * アラームで目が覚めて……時間確認する為に携帯を見て………急いで飛び起きた。 未読LINEがあったから…。 それも、12件。 ……恐る恐る開いてみると……5件は凌玖からだった。 要先輩とのデートが楽しい、的な。もう、ハートとか散っちゃって……浮かれてんな…。 残りの7件は……全て蓮見だった。 時間を見たら、一番新しいメッセージでも15分くらい前。 最初のやつなんか、もう約50分も前だ。 でも、幸い、読んでなかったから返事の打ちようがない。 怖いけど……一応、読んでみる。 『バイト何やってんのか教えろよ』 教えて欲しいクセになんでそんな上から目線なんだよっ! 5分後に…… 『読めよ』 更に5分後。 『寝てんの?』 5分後。 『おい』 5分後。 『無視んな』 5分後。 『マジで決めた』 5分後。 『監禁だな』 …………警察、電話しようかな……。 監禁予告を最後に何も入って来ていない。 何も入って来ていないけど………既読つけちゃったじゃんっ!!!!! ヤバい、どうしよう、5分以内に返事しないとっ…… えっと、えっと…… 『寝てた』 送信、と。 ふぅ………………って、ソッコー既読になったんですけどっ!! もう、怖いです。 ……俺……何も悪い事してないのに……何であんなヤンキーに目ぇ付けられたんだろ…。 vvv… はい、返事来た。 『ナメてんのか』 ……………怖いってば。 ってか……マジでブロックしたい。 そもそも、蓮見が俺を疲れさせた張本人じゃないかっ! バイトまでの少しの時間、心を休めたって良いじゃないかっ! 『バイト行くんでもう返信できません』 よし。 vvv… 早いんだって、だから……。 『質問に答えろ』 あぁ……『ナメてません』と送信。 もう、疲れた。 『その質問じゃねぇ。何のバイトだ』 そっちか!!! ってか、そこやっぱり答えないといけないのかっ!!! 『カラオケ』 『どこの』 『笹野谷(ささのたに)駅前』 『あのデカいとこか?』 『そう。もう行くから』 マジで時間無いよ。 ヤンキーの相手してるほど、暇じゃない。 vvv… しつっこいなっ!! まだ何が聞きたいんだよっ!! 『気をつけてな』 何だよ…… 急に……優しい感じ出してくんなよな…。 『行ってくる』 って、何でそんな事言わないといけないんだよ……。 やっぱ5分ルールはキツイ…。 無視れば良いんだろうけど……学校で絶対会うし……返事しなかったらウザそうだし……マジでめんどくさい…。 もう、知り合う前に戻りたい……。

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