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第4話

―人間は下等な生き物だ。そう思わないか?小僧ー 「夢かー」 リーンハルトは見慣れた天井が目に入った。 「仕事だ。」 ベッドから起きてシャワーを浴びて朝食を食べて軍服に着替える。 「行くか。」 家を出た時だった。 「エトミューラ少将!!」 部下ではないが何回か顔を合わせた事がある大佐が慌てて来た。 「君は、確かローランド大将の・・・」 リーンハルトを嫌っている上層部の一人であるジャンクス・フォン・ローランドの部下だと記憶している。 「すいませんが、こちらに来て下さい!!」 慌てっぷりに何かを嫌な予感を感じて 「分かった。」 大佐の後に続くと大通りに出て馬車が停まっている。場所にはローランド侯爵家の紋章が刻まれている 「こちらです!!」 大佐が馬車のドアを開けてくれたが 「!?しゃがめ!!」 ドアに見えたのは爆破魔法の式だったので大佐の腕を掴んでしゃがませる。 ドカーン!!!! ローランド大将が乗っていただろう馬車はそのまま爆破魔法によって吹き飛んだ。 「キャー!!」 「な、何だ!?」 声が聞こえるが 「ロ、ローランド大将!!」 「・・・」 馬車の残骸から手が見える・・・ローランドだろうと分かるがもう・・・ 「テロか。」 テロだと分かったが爆破魔法の式がすぐ現れた。高度な魔法式展開だと思う。 (あの爆破魔法・・・まさか!?) 顔色を変えるが今は 「・・・軍部に連絡を。」 呆然としている大佐に言う。 「は、はい・・・」 力なく言う大佐を見つつかろうじて残っているドアの残骸の欠片を拾いハンカチに包むポケットに入れる。

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