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第13話
ゆっくりゆっくりと、安井のエラの部分が常盤の孔に飲み込まれてゆく。
常盤の両足は完全に宙に浮いており、彼の体重のすべては安井の太くマッチョな両腕が支えているのだから、恐るべき膂力 であった。
安井の巨根を受け入れようと、常盤のひだが目いっぱい開く。
全員の視線を後孔に集中され、常盤が恥ずかしそうに悶えた。
「あ、あ、ああ……」
吐息のように零れた声は、ガイドマイクが拾い上げる。
悩ましくも艶っぽいそれに、貝塚の股間が刺激された。
「い、入り口に、あっ、か、カリが引っかかって……」
常盤の言葉を受けて、安井が埋めたばかりの先端をぬぽっと引き抜いた。
ひだがめくれ、その様で常盤のそこがいかに牡に絡みついているかがよくわかった。
安井が媚肉を見せつけるように二度、三度とぬぽぬぽさせた。
「あっ、あっ、ひ、ひらくっ、オレの……孔がっ、ひらいちゃうっ」
常盤が白い腹部を波打たせて、身を捩った。
勃起こそしていないが、浅い部分を攻められるだけで彼が充分感じているのが、その仕草で伝わってきた。
「お、奥まで、進んでくださいっ」
バスガイドが運転手へとそう言った。
安井がにやりと笑って、下から常盤を串刺しにしてゆく。
もどかしいまでのスローペースで巨大な肉棒が挿し込まれていくのを、貝塚たちはごくりと生唾を飲みながら見守った。
亀頭部分がぬるんと入り込む。
「あ……あっ、あっ、い、いま、一番太い場所が……オレの中に……」
常盤が喘ぎを噛み殺し、必死にアナウンスの言葉を紡いだ。
「バスガイドさ~ん、いまどの辺りですか?」
「バスガイドさんのケツまんこ、どうなってんスか?」
乗客たちが口々に常盤へと問うた。
常盤が快感に顔を歪めながら、はふっ、と息を吐いた。
「い、いま、は……ちょうど、あっ、前立腺で……ぁうっ、あっ、あんっ」
前立腺、と言った常盤の体を、安井が揺すった。
巨竿の半分ほどを挿入されたままそこを攻められているようだ。
容赦なく前立腺を押されて、常盤がビクビクと痙攣する。
「あっ、そこぉ、そんなにされるとっ……お、オレのケツまんこがぁ……あっ、ああっ」
ゆさっ、ゆさっ、と男の腕で揺さぶられ、常盤があられもなく乱れた。
彼の手から、ガイドマイクが離れて落下した。
「あっ、だめっ、あっ、あっ、おちんちんっ、安井さんのっ、おちんちんでっ、あっ、オレのまんこがっ、と、溶けるっ」
悶える常盤の下腹部では、くたりと垂れたままの陰茎が揺れて、突かれる度に色の薄い精液を零していた。
「うわ、ところてんだ」
「バスガイドさんエロイな~」
「まだ入るだろ、あれ」
「ガイドさ~ん、まだおちんぽ全部入ってませんよ」
周囲から上がる声に、心得たとばかりに安井がイチモツをどんどんと突き進めてゆく。
「ああっ、ふ、深いっ、あっ、だめっ、は、入らないっ、もう入らないからぁっ」
安井が常盤を抱えた両腕を、重力に従って徐々に下ろしていくのを受けて、常磐が狼狽しきったように暴れた。
しかし彼の足をホールドしている筋肉質な腕はびくともしない。
逞しい怒張の根元数センチを残したところで、安井が一度動きを止めた。
彼は、乗客たちに広がり切った常盤の孔を見せつけるように、ぐいと常盤の体を持ち上げて。
自身の牡が抜けるギリギリのところでピタリと静止したかと思うと。
そのまま一気に常盤を貫いた。
「ひああああっ」
常盤の鈴口からほとんど透明になった精液が漏れた。
ばちゅっ、ばちゅっ、と結合部から派手な音を立てながら、安井が腕と腰を使って常盤をピストンさせる。
「あっ、あっ、いやっ、だめっ、そ、そこはっ、あっ、あっ、行き止まりっ、だからぁっ」
ごつごつと腸壁を穿たれて、常盤が悲鳴を上げる。
しかし安井は容赦なく奥の奥を攻めた。
彼の巨根はS状結腸部まで届いたようで、常盤は前立腺と奥を同時に刺激され、ひたすらに喘いでいた。
「ああ~っ、あっ、ぜ、前立腺とっ、あっ、お、奥のぉ、し、子宮でっ」
マイクなどなくても良く通る常盤の声が、バス中に響く。
「あっ、イくっ、ぜ、絶頂にっ、イくぅっ、あっ、あっ、あああああっ」
ひときわ高い嬌声とともに、常盤が潮を吹いた。
しゃあああっ、と放たれた液体が、バスの床に水たまりをつくる。
安井が呻きながら常盤の中へと射精した。
どぴゅどぴゅっ、と種付けされて、常盤が体を大きく震わせた。
常盤の体からちからが抜ける。
弛緩した彼の孔から、萎えてもなおデカいイチモツが引き抜かれた。
常盤はまだ安井に、小用のときの小児のポーズで抱えられたままで……。
開きっぱなしになっている孔からぼたぼたと白濁が伝い落ちてくる様を、安井は貝塚たちにじっくりと見せてくれたのだった。
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