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A year later

幻だったのか、 夢だったのか。 確かにこの腕に抱いたのに、 柔らかくて暖かい温もりは確かだったのに、 この手で何度も抱きしめて 何度も唇を重ねたのに。 目が覚めたら一人だった。 やっと手に入ったと思った狂おしく愛おしいあいつは、いなかった。

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