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「ひっ ぁ  ああぁぁぁぁぁっ」  指が折れそうな程に締め付けられ あっと云う間に翠也は二度目の精を吐く  過ぎた快感に自然と流れ出した涙を啜る 「う た ろ   さ 」  はくはくと唇を動かすも 喉が上手く動かないのか声は聞こえて来ない  其れでも翠也は小さく首を振った  俺が欲しい と声の無い言葉で願う  胸が 踏み潰された様に痛んだ  息が吐けず 吸う事もままならない  どうして此所までされても 翠也は俺を欲しいと云ってくれるのか 「足りないのかい、」  分からなかった様に云い 本能的に逃げ様とした体を押さえ付ける  ぐちりと 指先が鳴る 「 ひ ぅっ」  仰け反った喉  紅に染まる其処に唇を落とし 内を攻める指の速さを増す 「ぃ や     っ」  何を云っているのか分からない言葉で悲鳴を上げ はくはくと震える先端から僅かばかりの涎を垂らす  詰めた息と遠くを見る視線に ひやりとして顎を掴んで此方を向かせた 「翠也っ、翠也っ」  弛緩しきった体を揺すると ふる と睫毛が揺れた

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