88 / 91

第88話

「…っ…、遠山、……焦らすなっ、……いつもみたいに、……やれよ……」  朝霞がもう我慢出来なくなって遠山に言うと「了解」と言った遠山の攻めが急激に激しさを増す。中に入っていた指がどんどん増やされ、三本の指で後孔の肉壁を余すところなく弄り回される。焦らされていた中が求めていた快感に震える。 「うああぁっ、ちょっ、……無理っ…ああっ、…ひっ…、そこっ、…やめろっ…、無理だって……遠山っ……あああっ」  激しい攻めに朝霞は全身を振るわせて身悶えた。後孔と同時に粒を啄まれ、軽く歯で挟み込んだまま舌先が蠢く。刺激が強すぎて、朝霞の雄が二度目の射精に向けてヒクついている。ズルりと後孔から指が引き抜かれ、代わりに猛った屹立があてがわれた。 「入れたら、イきそう、だろ?」 「あ、…あっ、……うぁ、くっ、…無理だっ、ああっ、…嫌だっ…ダメ、だ、…う、あ゛ああああぁっ―――」  屹立をあてがい、遠山が朝霞を見下ろして言う。グッと先端が後孔にめり込み、少しずつ奥へと進んでいくごとに、朝霞の背がしなる。押し進められるたびに波のように快感が打ち寄せて、遠山の屹立が中のポイントを腹の内側にめり込むくらいに擦り上げた時、朝霞の後孔は勢いよく遠山の屹立を締め上げ、朝霞は自分でも驚くくらいの声をあげて精を放った。 「っく、…やばっ、…締めすぎだろ、……動くぞ」  朝霞の後孔の締め付けに、遠山からも苦しそうな声が漏れる。「動くぞ」と言ったと同時に律動が開始され、痙攣が止まっていない状態の後孔が激しく擦り上げられる。 「ひぃっ、あぅ、…やめろっ、……ああっ、……まてって、…ああっ、…助けっ、て……、うああぁっ」  朝霞が止まれと言ってももう、止まってくれる素振りがない。必死で耐える朝霞に、ぴったりとくっつくように覆いかぶさってくる。体勢が変わり、より深くまで中を突き上げられて、朝霞は遠山の背を掻き抱いた。  遠山の身体と自分の身体に雄が挟まれ、遠山が動くたびに刺激される。 「はっ、……あんたの中、…絡みついて、すげえイイ…」 「うぁッ……言うなっ…、ああっ、もぅっ……またっ…でっる…」  後孔の様子を囁かれて、恥ずかしくて仕方ない。けれど、そこに遠山を受け入れているのだという事を思い知らされて、余計に後孔の快感が強くなる。二度もイカされているというのに、貪欲な朝霞の雄は再び射精の合図を送る。 「遠山っ、…もう、……もたない、から…、ああっ、無理……あっ、イく……うっ、ふ、ああぁっ」 「ふっ……ぅ……俺も、出る……くっ、…ぅ……」  もう無理だと訴えた朝霞を、力強く抱いて遠山が腰を激しく突き上げる。奥深くまで突き上げられ、身体を揺さぶられて朝霞は二人の身体の間で白濁を噴き出した。朝霞の絶頂から僅かに遅れて遠山が後孔の奥へと精を放つ。 「あっ、……んぅ……」  過敏になった後孔の壁にその温度を感じる。朝霞の中で遠山の屹立が脈動しているのがわかった。 「ちゃんと、好きだから。安心しろ」  乱れた呼吸を整えている朝霞の耳元で遠山が言う。耳から遠山の声が届いた瞬間、朝霞の後孔がキュッと締まった。 「っ、…締めんなって。…抜くから」 「うっ、…あっ…」  ゆっくりと中から、遠山のものが抜き取られ、抱きしめられる。朝霞はそのままそっと瞳を閉じた。 

ともだちにシェアしよう!