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恋のバカンスは、予言通りにはいかない!?【ビーチボーイズ #3-2】

「……んっ……ぁ、土岐ぃ」 「ん?」 「は、ぁっ……あ、そこっ」 「ここ? もっと可愛がってほしい?」 「あんっ! あぁっ」  波の音にまぎれた土岐の声が、耳元で響く。 「あっ、あ……あ、ぁっ!」 「いい声だな。いつもよりも反応がいい。屋外だからか?」 「やぁっ……ぁ、んっ」  岩場に両手をついて前屈みになった状態の俺と、その俺を背後から抱きしめている土岐。  密着した背中が、熱い。  土岐の胸と合わさった俺の背中に、波の音と連動するように土岐の鼓動も伝わってくるから。  そして、前に回されたその指は淫らな動きで俺の胸元を這い回り、突起を爪で引っ掻いたり、きつく摘まんで引っ張ったり。  その刺激で、俺にずっと声を上げさせ続けている。  波打ち際でキスを始めてすぐ、高階たちが松林を抜けて戻ってきた。  それで、一緒にボードに乗ろうと誘われたのをなぜか土岐が断って、俺を連れてこの岩場の陰に移動してきたんだ。 「武田。もう少し、お前に触れたい」 「土岐……嬉しい。俺も、だよ……ぁんっ」  きつく抱きすくめられて、唇を割って入ってきた熱い舌を、積極的に迎え入れた。 「可愛い声、聞かせろ」  それからずっと、ここで土岐に翻弄されている。  時折、岩場に大きく打ちつけ、散らばり落ちてくる波しぶきを、ふたりで浴びながら。

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