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恋のバカンスは、予言通りにはいかない!?【ビーチボーイズ #4-1】

「……ぁ……ふぁ、っ」  嬉しい。 「土岐ぃ。俺、嬉しいっ」  嬉しいよ。俺さ、こんな風にしたかったんだ。  隙間なんてないくらい、ぴったりと素肌を密着させて、お前とこうして抱き合いたかった。  互いの体温を、鼓動を、しっかりと確かめ合いながら熱く肌を重ねて、こんなキスをしたかった。 「はぁ……幸せ……すげぇ、嬉し……っ、ぁん」 「可愛いことばかり言うな、馬鹿」  キスの合間、浅い息継ぎをしながら告げた本音は、息継ぎもそこそこに舌をねじ込んできた土岐によって、さえぎられた。 「ぁ、ん……馬鹿、じゃね……もん」  ひどいよ。マジで幸せで嬉しくて。だから、正直に言ったのに。 「あ? 馬鹿だろうが。こんなに、俺を煽って」 「えっ、何? ぁ、あっ!」  何? これっ、何?  低く呟いて狂おしげに俺をかき抱いてきた土岐の手が、腰の下におりてきた。 「もう止まれないぞ。お前、責任取れよ?」 「え? あのっ、えとっ」  えーと……えーと、えーと! あのさ、聞いていいかな? 今の俺の状態のこと、聞いていいかな?  腰をなぞっておりてきた土岐の指が俺の尻に食い込んで、その形がはっきりとわかるほどに、そこをきゅっと持ち上げられてるんだよ。 「あっ、ぁぁ、やぁっ」  それだけじゃなくてさ。尻に食い込んだ長い指がサーフパンツの布地を摘まんでクイッと引っ張ったかと思ったら、それが一気に上に捲り上げられたんだ。  つつっ、つまり! 俺ってば、今、お尻丸見え!   つるんと丸見え、なんだよ! ふんどしパンツ履いてるわけでもないのに!  なんで、こんなことになってんのっ?

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