23 / 133

第23話 胸が苦しい(3)

「具合、悪そうだね……」  外へと出ようとした俺の体を押しとどめるようにして、グレイがそう呟いた。 「ん、ああ。でも、もう平気」 「ふぅん」 「そろそろトイレ混む時間になりそうだし、戻ろうぜ」  無理に笑ってそう告げると、急にグレイが真顔になった。  俺を押し込むようにして、中へと入ってきたグレイが、扉を閉める。  ガチャガチャと鍵を閉める音が響いた。 「――グレイ?」
いいね
笑った
萌えた
切ない
エロい
尊い

ともだちとシェアしよう!