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第49話 果て(3)

「ウィズ」  保健室の前まで歩いてきたとき、背後からそう声をかけられた。  驚いて振り返ると、そこにはギルが立っていた。 「な、んだよ?」  震えそうになる声を抑えながら、振り返って、笑顔を取り付くって俺は尋ねた。 「顔色が悪い」 「……ああ、ちょっと、風邪気味で」 「それだけか?」 「うん」 「少し保健室で休んでいったらどうだ?」 「そうだな……有難うな、ギル」 「……入れ」  俺は、ギルに促されるままに、保健室へと入った。
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