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狼の里中宗佑さん 9

 軽くなった脚を自ら大きく割り開くと、反り立つ陰茎から涎のように愛液が流れ出す。  そんな俺の痴態にも、正臣は唇に触れたまま優しく囁いた。 「素直だな」  珠を転がすような声音。なんて綺麗な声なんだろう。それを耳にするだけで達してしまいそうだ。  正臣は指を抜き挿ししつつ、その数を二本三本と増やしていく。そして肉壁のしこりを探り当てられると、一気に射精感が込み上げる。 「ああっ!」 「ああ、ここだな」  ニヤリと笑んだ正臣は愛液に塗れた俺の陰茎を手に包むと、激しく扱きながら同時にしこりを責め立てる。 「あっ、ああっ……やああっ!」  瞬く間に白濁の体液が飛び散り、俺は呆気なく射精した。  大きく胸を上下させて、果てた俺は呼吸を繰り返す。気持ちいい。人の手でイかされるのはこんなに気持ちのいいものだったっけ?  いや、違う。この人だからだ。この人だから気持ちいいんだ。上手いとか、下手だとかそういうことじゃない。望んでいた人が俺に触れてくれるから。  でも…… 「ん……もっと、して……?」  普通ならばこれで治まる筈なのに、今の俺は発情中。一回だけで終わる筈がない。  俺は正臣の頬を両手で包み込むと、何度目かのキスをする。柔らかい唇を食むように吸いついて、まだまだ欲しいと彼にねだった。 「もっと欲しいの?」 「ん……足りない、の」 「可愛い子だな」  正臣に可愛いと言われると、彼の指を食んだまま後ろの孔がきゅっとすぼんだ。 「指でいいの?」  からかうように笑われて、俺は首を横に振った。こんなのじゃ足りない。もっと大きくて硬いモノが欲しい。 「指じゃやだ……足りないの……お願い……」  自分でもどこから出したのかわからない猫なで声を上げて、俺は正臣に懇願する。  すると正臣は、俺から指を引き抜いて両膝裏に手を掛けると、それを持ち上げて俺の尻を浮かせるようにした。指を咥えていたばかりの下の口が露になると、急に羞恥が込み上げる。  それをジッと見下ろされ、正臣がしみじみと感想を口にした。 「本当だ。ヒクヒクと口を動かして、ここが欲しくて堪らないと言っている」

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