13 / 39

第13話

嫌な予感は的中した。 その夜、赤司様と一緒にあの部屋に逸人が現れたのだ。 俺とアキラは視線を合わせ、2人を見つめる。 すると赤司様は 「アキラ。例の物を用意しなさい」 と、突然言い出した。 俺が何のことか分からなくてアキラの顔を見ると、アキラは顔色を変えた。 「まさか…」 そう呟いたアキラを無視すると、赤司様がゆっくりと俺に近付いて来て顎を掴むと 「ちょっと甘やかし過ぎたみたいだね…光輝」 そう言うと 「アキラ!早くしろ!」 と、赤司様が叫んだ。 アキラは戸惑う顔で部屋の中にある引き出しを開けて拘束具と取り出した。 「抵抗したら、宏がどうなるか分かるよな?」 赤司様の声に背筋が凍り付いた。 「大人しく良い子にしていると思っていたのに…、本当に残念だよ」 俺の腕に拘束具をはめながら、赤司様はそう呟くと両足にも拘束具をはめてベッドに拘束した。 両手両足を広げた状態で貼り付けられ、何をされるのか分からない恐怖が襲う。 そして赤司様はスーツの胸ポケットから一枚の写真を取り出した。 それは、俺と宏が会長室で裸で抱き合って額を当てて笑う写真だった。 いつ、何処で…どうやって撮られたのか分からない。 かなり注意はしていたし、あそこは隠しカメラや盗聴器の類が置かれたら分かるようにしてあった。 ただ、遠方から隠し撮りされているものなのは分かった。 顎を掴まれ 「これはどういうことだ?お前の恋人は…誰だ?」 睨み下ろされて聞かれた。 「……あ…赤司…様です」 そう答えると、俺の顔に顔に写真を投げ付け 「じゃあ、これはなんだ!」 と叫ばれた。 「お前は私がどれだけ可愛いがって来たのか、分かっていないようだな」 そう言うと、アキラに手を出した。 アキラの手には、先端がうねった細い棒が持たれていた。 俺の背中に嫌な汗が流れる。 「止めて下さい!」 恐怖に叫ぶと、赤司様は満足そうに俺の顎を掴んで頬をベロリと舐めると 「恐怖に怯えるお前の顔も美しいな」 そう言ってニタリと下卑た笑いを浮かべた。 そしてゆっくりと萎えた俺自身を持つと、小さな穴にその波打った先端を当てがう。 「嫌だ!止めろ!」 暴れる俺の両手両足をアキラと逸人が押さえると、赤司様はゆっくりと中へその棒を入れた。 「~~~っ!」 声にならない声が上がり、ひたすら吐き出せない状況で赤司様と逸人に好きなように弄ばれた。 最後、泣きながら懇願する俺に、赤司様は拘束具を外して俺を四つん這いにさせると、赤司様への忠誠を誓わせて足を舐めさせた。 屈辱しかない行為。 自分の足を舐めた俺に欲情した赤司様は、俺の両腕を掴んで後ろからひたすら突き上げ、達する寸前にその棒をゆっくりと引き抜いた。 「アアーーーーッ!」 獣のような声が上がり、ずっと対流していたモノが勢い良く吐き出された。 俺の顔を汚す程勢い良く吐き出された場所を、逸人が刺激するように口へ含んだ。 「もう……、止めてくれ…ぇ……」 必死に訴えても、髪の毛を掴まれて 「お仕置きだって言っただろう?」 赤司様はそう言うと再び俺を後ろから犯し 「逸人、ご褒美をやろう」 満足そうに逸人の顎を撫でると、俺の上半身を起こして逸人の中へと無理矢理逸人の口淫で立ち上がらせた俺自身を挿入した。

ともだちにシェアしよう!