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第38話

そして楽しそうに赤司は笑うと 「もっとお前を気持ち良くしてあげるから……」 そう言うと 「石地!」 と叫んだ。 何が起こるのか分からない恐怖に身体が震える。 今までは、アキラが助けてくれた。 その存在が居ない今、赤司が俺に何をしようとしているのか分からない。 石地がしゃぶっていたモノから口を離すと、ゆっくりとベッドから降りて何やらボタンを押した。 すると天井から拘束具が降りて来て、石地が俺の両腕を上に上げて拘束具にはめている。 「赤司様……何を……」 怯える俺に微笑む赤司は 「大丈夫、気持ち良い事しかしない」 そう言って、ベッドに俺を膝立ちさせた。 石地は俺の足を左右に開かせ、俺の双丘をゆっくりと撫でて舌を這わせ始める。 すると赤司はベッドのサイドテーブルから、見覚えのある管を取り出した。 「光輝は、これが大好きだったよな……」 そう言って管を消毒し始めた。 すると、双丘を舐めていた石地の舌が再び最奥の蕾を舐めながら指を差し込んで来た。 そして的確に前立腺を押して刺激を与える。 「アァ!」 仰け反ると、ジャラリと拘束する鎖の音が響く。舌と指が刺激を与え、そしてゆっくりと石地の手が立ち上がり始めた俺自身に這わされた。 先端の蜜口を指先で軽く撫でられ 「止めっ!」 と、言いながら身体がビクリと跳ねる。 その度、鎖が音を立てている。 無骨な手が、ゆっくりと鬼頭の雁首を撫で回した後、裏筋を下から撫で上げてから握り込んで扱き始めた。 「いや……だ!止め……っ!」 前と後ろを刺激され、身体が小刻みに震える。 すると、急に前を刺激する手が離れ、ホッとしたのもつかの間だった。 「さて……光輝、お仕置の時間だ」 ニヤリと舌なめずりした赤司が笑い、俺の立ち上がった場所を手で掴むと、先端が波打つ細い管を尿道にゆっくりと差し込んで行く。 「うぁぁぁぁぁぁ!」 仰け反る俺の腰を、石地の馬鹿力が押さえ込む。 「光輝、何故か戸張の家からパーティーの招待券が来てね。お前を同伴させろと言うんだよ」 そう言って奥まで管を入れると、ゆっくりと上下に動かして中を刺激する、 「アァ!」 吊るされた状態で、足に力が入らない。 「病院で出会ったと聞いたよ。お前に一目惚れしたんだと……」 赤司はそう呟くと 「大人しくしていると思ったのに」 と言って管から手を離した。 ホッとした瞬間 「お前を外に出すと、悪い虫が寄って来る」 そう言うと、俺の尿道から出ている管の柄を指先で軽く弾いた。 すると、その衝撃が管を伝って前立腺を刺激する。 「アァ!」 仰け反る俺の腰を抱き、赤司が胸にむしゃぶりつく。 「光輝、お前はちょっと目を離すと、他の男を誘惑する」 そう言って、乳首を強めに噛み付いて反対側を抓り上げた。 「アァ!あか……し……さまぁ……」 生理的な涙が瞼に浮かび、助けを乞う。 すると、石地が俺の片足を上げて、赤司に跨るようにさせると、ベッドから降りてボタンを操作し始めた。 赤司は俺の腰を掴み、ガチガチになったアイツ自身を俺の最奥に当てがうと、ゆっくりと鎖の長さが長くなって行く。 宙に浮いた形から、ゆっくりと赤司の手の動きに合わせて俺の中に赤司を埋め込んで行く。 「あっ……あっ……」 下半身に力が入らず、ズブズブと赤司が入って来るのを受け入れるしか無い。 赤司を全部受け入れた状態で、鎖の長さが止まる。 両腕を上に上げた状態で、赤司は無防備な俺の腰を掴んでゆっくりと腰を動かす。 「光輝、ほら!お前も動きなさい」 そう言うと、下からズンっと強く突き上げられる。 「アァ!」 中の管が、赤司の衝撃で上から前立腺を刺激する。 首を振る俺に 「光輝、拒否権は無いの分かっているよね」 そう言うと、背後から「ブーン」という機械音が響く。 額に嫌な汗が浮かぶ。 石地の手に小さなバイブが握られており、そのバイブを胸に当てがう。 「あぅ!あぁぁぁぁぁぁ!」 胸の刺激に身体が揺れると、尿道に入っている管に振動が加わり、狂いそうな刺激が身体を襲う。 反対側を石地に舐められ、下からは赤司がズンズンと腰を揺らす。 「光輝、気持ち良いか?中がウネって、俺に吸い付いて離れない」 楽しそうに笑い、赤司が容赦なく腰を振る。 その度、俺の獣のような声が響き渡る。 「ほらほら光輝、お前も動け!」 そう言われて、下から突き上げられる。 必死に下半身に力を入れ、腰を動かそうとしても力が入らない。 そんな俺に 「光輝……だらしがないな。石地!」 そう叫ぶと、石地はバイブをテープで両胸に貼って振動を強にした。 「アァァァァァァ!」 仰け反り身体が震えると 「ほら、動けるじゃないか」 そう言って赤司が突き上げる。 もう、何度空イキしたか分からない。 吐き出せない苦しさと、最奥を突かれる刺激。 動く度に尿道の管に振動が伝わり、身体中を快楽が渦のように回っている。 「吐き出したい」 それしか考えられずにいると、石地の舌が俺の脇を舐め始めた。 「アァァァァ!」 もう、言葉が発せない。 両脇をゆっくりと片方ずつ舐められ、全身を舐めて行く。 「助け……てぇ……」 やっと吐き出した言葉に、赤司が満足そうに管が入っている俺自身に手を這わせた。 「光輝、他には?」 そう言われ、朦朧とする意識の中 「ごめ……なさ……い……」 ただ、浮かぶ言葉を口にする 「違うだろう?光輝……」 管をゆっくり抜き差しされ、俺は赤司を縋るように見つめると 「赤司様、愛して……ます……」 そう呟いた。 「光輝、私もお前を愛してるよ……」 赤司はそう言いながら、俺の腰から臀を撫でてから、ゆっくりと管を抜いた。 逆流していた快楽が、一気に吹き出す。 「アァァァァァァァァァ!」 腰を激しく振ると 「光輝……光輝……」 赤司が俺の動きに合わせるように激しく穿つ。 「光輝……、出るっ!」 そう叫ばれて、腹の奥に熱い迸りを感じた瞬間に両脇の拘束が解かれた。 ガックリと赤司の上に倒れ込むと、赤司が俺の髪の毛を撫でながら 「光輝は欲望に塗れた姿が一番美しい」 そう言ってキスをした。 動けない俺の身体を、石地がゆっくり赤司から退かすと 「私は他の奴らと食事をしてくる。後は好きに抱いて良いぞ」 そう言い残し、赤司が部屋から出て行った。 胸のバイブを外され、ぐったりしている俺の身体を抱き上げてシャワーを浴びさせる。

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