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あとがき
宵の月を最後までお読み下さり、ありがとうございます。
今回、私にしてはかなり暗い作品になってしまいました。
初めてオメガバースを題材に書き始め、プロットの段階では冷徹無慈悲の攻め「恭弥」から、運命の番の「太陽」が可愛そうな受けの「月夜」姫を救い出す王道を書く予定でした。
ところがこの主人公。
ウジウジ悩むくせに、主張が激しくて…。
いつの間にか、運命の番よりも長年の呪われた血の縁を選んでしまいした。
長年の呪いに翻弄された2人が、一度は離れて再会して結ばれる話になってしまいました。
う〜ん。
なんか、オメガというよりも普通のBLになってしまったような気がしますが…。
結局、運命の番だった太陽君は可愛そうな結果になりましたが、きっと彼にも良い相手が現れるでしょう。
実際は血と運命…どっちが勝るんでしょうね?
なんて思いながら、この作品を書き上げました。
多分、私の最初で最後のオメガバース作品。
楽しんで頂けたら幸いです。
又、何かの作品で出会えると嬉しいです。
最後になりますが、「宵の月」を最後までお読み下さり、本当にありがとうございました。
古斑汐桜 拝
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