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待ちかねる男の気持ち3

『ぁあっ、いきなり何するんだ? くすぐったい』 「僕に酔いたいんでしょ?」 『だからって、突然はじめるなよ。まだビールが残ってるのに』  ちょっとだけ拗ねた顔して他にも文句をぶつぶつ呟き、煽るように喉音を鳴らしてビールに口をつける。飲み込むたびに動く恭介の喉仏に引き寄せられるように、和臣がそこを食んだ。 『ぶっ!? ぉ、おいおい……』 「んっ、恭ちゃん美味しい」  ビクつく恭介を尻目に今度は首筋へと舌を這わせると、缶ビールを目の前にあるテーブルに慌てて置き、自分から引き剥がすように和臣の頭を大きな両手で掴む。 『エロすぎ。ヤりたい気持ちは分かるけど、そういう雰囲気を作ってからはじめろよ』  そういう雰囲気ってどんなのだろうと思いながら、自分の頭を固定している恭介の両手首をむんずと掴み、両サイドに引っ張って外した。 「しょうがないでしょ。恭ちゃんがそんな格好してるのが悪いんだからね」 『バスローブ着ていようがバスタオルを腰に巻いていようが、格好に関係なく盛ってくるくせに』  恭介の言葉で、頭の中に真っ白いバスタオルを巻いた半裸の姿を思い描いてみた。頬擦りしたくなる艶やかな胸元が露わになっているのと同時に、腰に巻かれたバスタオルの外れそうな危うい感じが欲情をそそる。  自らの手でバスタオルを外してやり、恭介自身をいきなり口にしちゃったりして――なんていうことまで考えたら、どこか呆れた眼差しの恋人が小さなため息をついた。

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