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第18話

「で、どうなの?高杉様との同棲は」 休憩していると、友也が突然聞いてきた。 思わず飲みかけたお茶を気管にいれてしまい咳き込むと 「悪い悪い!大丈夫?」 って言いながら、友也が背中をさする。 「同居だよ、同居!」 俺が叫ぶと 「え〜!お互いに好きで一緒に暮らしてるんでしょう?だったら、同棲じゃないの?」 屈託なく笑う友也に俺は小さく溜息を吐く。 「俺は好きだけど……、創さんの気持ちは分からないなぁ~」 ポツリと漏らした俺の言葉に、友也は思い切り背中を叩いて 「ただ見詰めていただけの関係から、同棲までしたんだからさ!大丈夫だよ」 そう言って微笑んだ。 「あ!そうそう。すっかり会えなくなったから、ハルちゃんと蓮が寂しがってたよ」 と言われて、俺はお世話になった2人に不義理をしていた事を思い出す。 かといって、診療所が終わってから創さんを1人にしておくのは心配だし……。 俺が頭を抱えて悩んでいると 「高杉様を連れて行けば?」 と、友也が言い出した。 「え!」 「え!って、嫌なの?何で?」 友也の容赦ない言葉に 「……ハルさん、綺麗だから」 と答えた。 「え?高杉さん、ハルちゃんに取られちゃうって?バカじゃないの?あの、蓮がビッタリくっ付いてるんだから、大丈夫だよ」 って、笑われてしまう。 何でだろうなぁ……。 優しくて温かい雰囲気が大好きだけど、人としても、男としても負けているから…創さんに会わせるのを躊躇ってしまう。

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