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第2話

「はあはあはあはあっ、ななたんのおちんちん、可愛い桃色おちんちん」 「やだぁっ」  やだやだ言いながらもしっかり勃起しているぺニスを凝視され、七々音は真っ赤になって身を捩る。そうすれば動きに合わせてぺニスが揺れ、余計に真白の目を楽しませる結果となった。 「おちんちん気持ちよくしてあげるからね」 「ひぁんっ」  きゅっとぺニスを握り込まれ、自慰にすら慣れていない七々音は強すぎる刺激に怯えた。  真白の手が、優しく七々音のぺニスを擦り上げる。 「ほら、おちんちんこうすると気持ちいいでしょ? こうやって手で握って、上下に擦るんだよ」 「んあぁっ、あっあっあっ」 「でも、これからは毎日僕が七々音のおちんちん気持ちよくするから、七々音はもうオナニーする必要はないね。僕におちんちん擦られて真っ赤になってる可愛いななたんを毎日見られるなんて嬉しいな、ずっとずっと七々音に触りたかったんだよ、こんなことならもっと早くこうしてればよかった」 「ああっ、や、やらっ」 「嫌じゃないでしょ、七々音のおちんちん気持ちいいって言ってるよ」 「やあぁっ、怖いぃっ」 「今までまともにオナニーできてなかったもんね、いきなり気持ちよすぎて怖い? 大丈夫だよ、体から力抜いて、気持ちいいのは怖くないよ、そのままいっぱい感じて気持ちよくなって」 「ひああぁっ」  先走りの滲んだ先端を撫でられ、痺れるような快感が全身を走り抜ける。びくんびくんと腰が跳ね、真白の手から逃れようと藻掻いた。 「やら、やらぁっ、先っぽ、らめぇっ」 「ななたん、気持ちよくて泣いちゃうの? はあっ、可愛い……先っぽくちゅくちゅ気持ちい? お口ぱくぱくしてきたね、もういきそう? 精液出ちゃう?」 「あぁっ、でる、でるぅっ」 「いいよ、我慢しなくていいからね」 「ひあっ、でる、いくっ、あっ、~~~~!」  七々音のぺニスから、ぴゅくっと精液が噴き出した。 「はあはあ、イきそうになってるななたんも、イってるときのななたんも、イった後のななたんも全部可愛い、なんでそんなに可愛いの」 「んはぁっ、は、あっ……」  体から力が抜け、七々音はくたりとシーツに沈む。  放心した状態の七々音の姿を目に焼き付けながら、真白は自身の手に吐き出された七々音の精液を舐め取った。一滴残らず舌で拭い、味わい飲み込む。 「はあっ、ななたん、七々音、七々音……」  愛する七々音の体液に、真白の瞳は酩酊したように蕩けた。 「今度は直接味わわせてね」  そう言って、真白は七々音の下腹に顔を埋めた。  射精の余韻にぼんやりしていた七々音は、生温かい粘膜にぺニスを包まれてびくりと体を竦ませる。 「ひやっ、なに……!?」  顔を下半身に向け、目を見開く。  自分のぺニスが他人の口に咥えられている光景は、七々音には刺激が強すぎた。 「やだぁっ、なんで、やめ、離してぇっ」  腰を捩ろうと身動げば、それを阻むようにぺニスに舌を這わされた。途端に快楽に支配され、抵抗などできなくなる。 「はあっ、ななたんのおちんちん美味しい……ぷりぷりでつるつるで、はむっ」 「ひぅんっ」 「んはっ、色も形も大きさも、全部可愛い、たまんない」 「ひあぁっ、あっ、はぁんっ」  裏筋を舐め上げられ、先端の割れ目を舌先で擦られ、目も眩むような快感に七々音はひっきりなしに嬌声を上げる。はしたなく腰が揺れてしまうのを、止めることができない。  卑猥な音を立てながら、飴玉でも味わうように先端を舐めしゃぶられる。七々音の漏らす先走りと真白の唾液で既にぺニスはべちょべちょに濡れていた。 「七々音の可愛いおちんちん、あーんするからね。僕の口にいっぱい精液出してね」 「ひぁっ、そんな、の、やだぁっ、あっ、あぁんっ」  ぺニスを口に含まれ、裏筋を舌で擦りながらじゅぽじゅぽと出し入れされる。ぬかるんだ口腔内に全体を包まれ吸い上げられ、七々音は強烈な快楽に翻弄されるだけだった。  限界はすぐに訪れる。知識も経験もないに等しい七々音は刺激に弱すぎた。 「やらぁっ、もうでる、でちゃうぅっ」 「んっ、いいよ、精液でもおしっこでも潮でも、僕が全部飲み干すから」 「ぃやあぁっ、らめっ、あっあっ、らめぇっ」  首を振り立てて拒否するが、真白が口を離してくれることはなかった。それどころか射精を促すように口淫は激しくなり、七々音はあっけなく絶頂を迎えた。 「あぁっ、あっあっ、あ────!」  耐えることもできず真白の口内に吐精する。  真白は喉を鳴らしてそれを嚥下し、先端に吸い付き残滓まで残らず飲み干した。 「はあっ、ななたんのミルク美味しい」 「やっ、も、離し……あっ、やだぁっ」  精を吐き出して縮んだぺニスに、真白はしつこくキスをしてくる。  七々音は解放を求めて懸命に四肢を動かすけれど、すっかり体から力が抜けていて弱々しい抵抗にしかならない。 「はあはあっ、ここもマシュマロみたいで可愛いね」 「ひぅっ」  真白がはむりと口に含んだのは七々音の陰嚢だった。口の中で味わうように転がされる。 「んあっ、あっ、やだ、そこ、あっあんっ」 「んちゅっ、七々音の体はどこも甘くて美味しいね」  ちゅぽっと口を離される。いやらしい音に七々音の羞恥心が煽られた。  唾液でぬるぬるになった陰嚢を辿り、真白は内腿を舐め上げる。ちゅっちゅっと吸い付き、柔らかな肌に優しく歯を立てた。 「やっ、やぁっ」  両方の脚の付け根をぬめぬめに舐められ、七々音は思わず脚を閉じた。そうすると脚の間にいた真白の顔を脚で挟むことになる。 「はあはあはあはあっ、ななたんの太股に挟まれてる! 左右に柔らかすべすべななたんの太股、目の前にはぷにぷに可愛いななたんのおちんちん、こここそが天国っ」 「うわぁっ」  鼻息荒く気持ち悪いことを言われ、七々音は素早く脚を開いた。 「ああ、ななたんが恥じらいながら自分から脚を広げて僕に体を差し出してるみたい、いやらしくて可愛いななたんこういうのを絶景って言うんだね」 「もういやだぁ……!」  七々音がなにをしてもこの変態を興奮させてしまうようだ。七々音は子供のように泣き喚いてしまいたい気持ちになった。でもそうすればまた変態を興奮させることになるだけだと思ったのでやめた。 「はあはあっ、ななたんの脚も美味しいね」  太股、ふくらはぎから爪先まで、また余すところなく舐められた。  足の指も手と同様に一本一本丁寧にしゃぶられる。 「やめっ、そんなとこ、汚いってぇ……」 「汚くない! ななたんに汚いところなんてないから!」  キリッとした顔で断言され、ふやけるほどに舐め尽くされた。  擽ったさと羞恥に七々音は全身を震わせていた。  爪先まで舐められて、もう終わったかと思えば今度は体を反転させられた。そしてまた同じことを繰り返される。 「ひゃうっ、あっ、もうやだ、もうむりだからぁっ」 「はあはあっななたんななたん」  七々音の声も無視して、真白は夢中で舌を這わせる。  うなじを経由し肩から背中、腰から臀部へ。こんなに舐めて、舌が疲れないのだろうか。 「はあっ、ななたんの綺麗な背中、きゅっと締まった腰、そして白くてなめらかなお尻、はあはあはあっ」  背後から聞こえてくる荒い息遣いが怖かった。  尻の肉を両手で鷲掴みされ、もにもにと揉まれる。 「ひっ……」 「お尻……ななたんのお尻……柔らかくてむにむにでしっとりとした手触りのななたんのお尻はあはあはあはあっ、もう我慢できないっ」 「ひゃあぁっ」  ガバッと臀部に顔を埋められ、七々音はびくりと体を震わせる。 「やだやだ、やめ……っ」  必死に体を捩るけれど、ガッチリと腰を掴まれて逃げられない。 「すーはーすーはー、はあはあはあっ、ななたんななたん」 「ひいぃぃっ」  尻臀を揉みしだかれ、べろんべろんに舐められる。  膝を立たされ腰を突き上げるような体勢にさせられ、脚を開かれた。そうすると自然と双丘の狭間が露になる。 「はあはあはあはあはあっ、ななたんのおまんこ……っ」 「なに言ってんだ、変態ぃ……!」  七々音の罵声は理性をなくしている変態には届かない。  こんな変態が本当に天使なのだろうか。七々音の思い描く天使のイメージからあまりにもかけ離れている。これが本当の天使というものなのか。天使とは変態なのか。 「ひいぃっ」  べろりとアナルを舐められ、びくっと体が跳ねた。  七々音はじたばたと暴れるが、真白の舌はくっついているかのようにそこから離れない。 「やだやだやだやめっ、汚いからぁっ」 「ななたんのおまんこが汚いわけないよ、寧ろ綺麗だよ、ピンク色で艶々でぷりっとしてて甘くておいし……んんっ」 「嘘つけぇっ、あっ、やだって、っていうか、お、お、おま……ん、とか、変なこと言うなぁっ、あぁっ」  そこは決して女性器ではない。断じてない。  天使がこんな下品な発言をするなんて信じられない。天使とは淫語を連発するのが普通なのか。七々音の思う天使のイメージはガラガラと崩れ落ち粉々に吹き飛んでいった。  襞を丁寧に執拗にしつこく舐められ唾液でぬるぬるにされる。アナルだけでなく会陰もべちゃべちゃに舐められた。 「やだぁ、もっ、やめぇ……っ」 「ななたんのここ、ふやけてきたね、そろそろ指入れるね」 「は……? えっ、あっ、ひっ、やだぁっ」  かけられた言葉の意味を理解する前に、ぬぷっと指を差し入れられた。  七々音は愕然と目を見開く。  アナルに力を入れて拒もうとするけれど、丹念に濡らされたそこはさして抵抗もなく指を受け入れてしまう。 「やだ、やだぁっ、なんで……っ」  あまりの衝撃にぽろぽろと涙が零れる。 「泣かないで、七々音、大丈夫だよ、七々音のおまんこに僕のおちんぽ入れられるように慣らしてるだけだからね」 「ひぁっ、なに、なに言って……!?」  サッと血の気が引いていく。  なにかとんでもないことを言われた。嘘だと思いたい。信じたくない。けれどその間にも差し込まれた指が動いて中を解していく。 「うそっ、やだ、やだってぇっ、そんなのしないでぇっ」 「大丈夫だよ、ちゃんと中まで解して僕のおちんぽ入れられるようにするからね」  なにも大丈夫ではない。しかし真白は七々音の意思など全く考慮せず勝手に行為を続行する。  ぐに……っと指でアナルを左右に広げ、開いた孔に唾液を垂らして注ぎ込む。 「やあぁっ、ぬるぬる、入れるの、やだぁっ」  たらたらと滴る唾液が流れ込んでくる感覚に、七々音はいやいやとかぶりを振る。 「はあはあっ、ななたんのおまんこ、僕の涎でくちゅくちゅしてあげるね」 「いやっ、やぁっ、くちゅくちゅ、しないでっ」 「はあはあはあはあっ、ななたん可愛すぎるよななたん」  唾液を塗り込めるように指が中を掻き回す。入り口が解れると、今度は舌を挿入された。 「ひあぁっ、だめぇっ、中、ぬるぬるするのやあぁっ」  唾液を送りながらぬぽぬぽと舌を出し入れされる。充分に濡れると、また指が埋め込まれた。  そうして舌と指を交互に使って後孔を柔らかく蕩かされていく。  気づけば三本の指がスムーズに動き回れるまでになっていた。  自分の体を作り替えられていくような恐怖に七々音は怯えた。 「はあっ、ななたんのおまんこ、ぐちゅぐちゅやわやわおまんこになってきたね」 「違うぅっ、そんなんじゃ、ないっ、あっあっあっ」  ぐるりと探るように動く指が、腸壁の膨らみを擦り上げる。その瞬間、突き抜けるような快楽に襲われた。 「ひあぁっ、な、なにっ、あっあっ、ひっ」 「七々音の気持ちいいところだよ」 「はひっ、ひ、ま、待って、待って、そこだめっ」  七々音の制止の言葉を、真白は当然のように無視する。 「いっぱい擦ってあげるから、たくさん気持ちよくなってね」 「ひぃっ、やだ、そこやめっ、あっあっ、ああぁっ」  指でぐりぐりと擦られ、強烈な快感に七々音は身悶えた。 「はあはあっ、純粋無垢なななたんが快楽に蕩けちゃってる、体ぷるぷる震えて腰がくがく揺れて、えろくて可愛くてもう我慢できない、犯したいめちゃくちゃにしたい僕なしじゃいられないくらいでろでろの快楽浸けにしたい、そうすればもうななたんは僕から離れられないし他の奴に取られる心配もなくなるもんね、僕だけのななたんにできるもんね」 「やら、やらぁっ」  与えられ続ける快感のせいで真白の言っていることの半分も理解できなかったが、不穏な空気を察知して七々音は力を振り絞って抵抗する。  しかし子猫のように弱々しい抵抗など変態を煽ることしかできず、くるんとまた体をひっくり返され、のし掛かられた。  頬を紅潮させ、はあはあと息を乱す真白に真上から見下ろされ、七々音は捕食される小動物の気持ちになった。  瞳はギラギラと情欲にまみれているのに、やはり顔は天使のように美しく、その背中には純白の羽が輝いている。 「はあはあ、ななたんななたん、今から僕のおちんぽ、ななたんのおまんこに奥までずっぽり嵌めてぐちゅぐちゅしてななたんを僕の体にメロメロにしてもう僕以外の誰にも目移りしないように徹底的にななたんの体に快楽を教え込むからね」 「ひっ……」  頭のおかしいことを言いながら真白は自身の性器を取り出す。  勃起したそれは色こそ綺麗だが凶悪なほど大きかった。先走りが滴り、てらてらと光る先端がアナルにぐちゅりと押し付けられる。 「ま、待っ、むり、むり……っ」  七々音は青ざめ、どうにか変態の暴挙を止めようと藻掻く。  しかし抵抗も虚しく、ぐぬっ……と亀頭が捩じ込まれた。 「ひっ、は、あっ、あっ……」 「ああ、すごい、七々音のおまんこに、僕のちんぽが吸い込まれていく……っ」  結合部を凝視しながら、真白は感嘆の声を上げる。  七々音も七々音で下肢から目が離せなかった。歪に形を歪めながら、巨大な男根が埋め込まれていく自分の後孔を呆然と見据える。  あんな大きなものを挿入されているのに、さして痛みを感じないことが信じられなかった。ただ胎内を押し広げられるような圧迫感に息苦しさを感じるだけだ。 「やだぁっ、俺の、中、あっ、入ってきて……っ」 「はあっ、そうだよ、ななたんの中に僕のちんぽが入ってるの感じる? ななたんのおまんこ、ぎゅうって締まって、美味しそうに僕のちんぽもぐもぐ食べていってるよ」 「違っ、違うぅっ、そんなこと、してな、あっ、あぁっ」  ずりゅんっと、張り出した雁が前立腺を擦った。  快楽に喘ぐ七々音を見て、真白はうっとりと微笑む。 「ここ、七々音の気持ちいいところ、僕のちんぽでいっぱいごりごりしようね」 「ひあっ、やめ、あっあっあっ、やらぁっ」  真白は腰を前後に振り、抉るように亀頭で前立腺を何度も擦る。  強すぎる快楽に、七々音は涙を零して首を振り立てた。 「やぁっ、やらぁっ、そこ、そんなにしちゃ、あっあっ、らめ、らめぇっ」 「はあはあっ、気持ちよくて舌足らずになっちゃってるななたんきゃわい……はあはあっ、お顔蕩けちゃって、おちんちんもとろとろになって、はあっ、ななたんおまんこぐりぐりされてイきそう? 僕のちんぽでイっちゃう?」 「やあぁっ、しないれっ、ぐりぐり、やめてぇっ」 「はあはあっ、真っ赤になって泣いちゃうななたん可愛すぎて意地悪しちゃうの止めらんない、はあはあはあっ、ねぇ、イって? ちんぽでおまんこ気持ちよくされてイってるななたん見せて?」 「んやあぁっ、あぁっ、あっ、らめ、いくのやぁっ、いきたくな、あっあっ、やらぁっ」  容赦なく敏感な膨らみを嬲られ、心とは裏腹に体はどんどん絶頂へと上り詰めていく。 「ひあぁっ、あっあっあっあっ、ぐりぐり、らめぇっ、あっあっ、いくっ、らめ、いくの我慢できないぃっ」 「ああ、ななたん可愛いななたん、内腿ぷるぷるしてるね、イきそう? イっていいよ、ほら」 「ああぁ──っ」  ごりゅっと嵩の部分で前立腺を押し潰され、七々音は呆気なく達した。  体を震わせながらぺニスから精を吐き出す七々音の痴態を、真白は瞬きもせずに凝視する。 「はあはあっ、おまんこ穿られておちんちんからミルクぴゅーぴゅーしちゃうななたん尊い、エロさと可愛さの絶妙なバランスさすが僕のななたん、おまんこ痙攣してちんぽちゅうちゅうしてるのも最高、そんなに煽られたら僕我慢できなくなってななたんのこと壊しちゃうよ、ななたんの可愛さは罪だよ」  真白がなにか言っているが、息を整えるのに必死の七々音は聞いていなかった。  射精と同時にアナルがきゅっと締まり、そうなると自然とまた前立腺が肉棒に擦られ、達したばかりの敏感な体は再び反応してしまう。快感から逃れようと腰を動かせば、中が擦られて余計に感じてしまった。 「あっ、あぁんっ」 「はあはあはあはあはあっ、ななたんが僕のちんぽでオナニーしてる……っ」 「ちがっ……んあぁっ」 「そんなことされたらもうたまんないよ、純粋なななたんも可愛いけど淫乱なななたんありがとうございます、もっともっと淫乱になっていいからね、僕がいつでもおちんぽ突っ込んであげるから、おまんこむずむず疼いちゃっておちんぽ欲しがるななたんとか想像しただけで鼻血出そうだよ、ななたんななたんっ」 「ひぁっ、あっあっあっ」  小刻みに腰を揺すられ、七々音はされるがままに喘ぐことしかできなくなる。   「ななたんのおまんこでちんぽごしごしされて、僕ももうイきそうっ、ななたんの中に出すからね、ななたんのおまんこ僕の精子でたぷたぷにしちゃうよ、そしたらななたん妊娠しちゃうね、僕の子供孕んでね、ななたんの子供なら天使みたいに可愛いよ楽しみ、一緒に育てようね」 「いやあぁっ、やら、中、出しちゃらめぇっ、妊娠、やらぁっ、あぁっあっあっ」  そんなわけがないのに、快楽で頭が正常に働いていない七々音は孕まされてしまうという恐怖に怯えた。  怖がる七々音を、真白は恍惚とした表情で見つめる。 「ななたんはあはあはあはあっ、大丈夫だよ、責任取るからね結婚しよう、幸せになろうねななたん、愛してるよ」 「ひやああぁっ」  どぷどぷっと、胎内で熱が弾けるのを感じる。腹の奥にじわりと熱い体液が注がれる。  真白は腸壁に精液を擦り付けるように腰を回した。 「やらぁっ、なか、くちゅくちゅ、しないれぇっ」 「はあはあっ、ななたんのおまんこに僕の精子たっぷり染み込ませようね」 「ぃやあぁっ、もぉ、ぬいてぇっ」 「ななたんが可愛くてななたんのおまんこ気持ちよくて、僕のちんぽ全然萎えないよ」  達したにもかかわらず、真白の陰茎は硬度を保ったままだ。 「ななたんのおちんちんもまだ元気だね、お口ぱくぱくさせて気持ちいいって言ってるよ」 「やらぁっ、なんでぇ……っ」  七々音のぺニスは頭を擡げ、蜜をたらたらと漏らしている。  壊れてしまったかのように貪欲に快楽を貪る自分の体に七々音は絶望した。  ひくひくと喉を震わせ涙を流す七々音を、真白は優しく抱き締める。けれど、彼の優しさは七々音にとっては迷惑でしかなかった。 「大丈夫だよななたん、もっともっと気持ちよくしてあげるからね、いっぱいミルク出しておちんちん苦しいの直そうね」  そんなこと誰も望んでいないのだが、七々音の気持ちなど彼は最初から全く考慮していないので勝手に行為を続行する。  下半身を繋げたまま七々音の体を抱き上げ、真白はベッドの上に座る。繋がったままなので、七々音は彼に跨がる体勢になった。  力の入らない七々音は、自分で体を支えることもできない。 「ひあっ、ああぁっ」  ずぶずぶっと、自重で楔に内部を貫かれた。  全て埋め込まれたと思っていたものが、半分も入っていなかったのだと七々音は気づく。先程よりも更に奥まで肉棒が突き刺さり、目も眩むような衝撃に襲われた。 「ふぁっ、あっ、はひっ……」 「ああ、すごい、ななたんのおまんこの奥に僕のちんぽ飲み込まれてる……っ」  中で出された精液のぬめりで、奥へ奥へと埋め込まれていく。 「ひっ、やらぁ、むり、そんな、あひぃっ、おくぅ」 「あはっ、ななたんのおまんこの奥、きゅうきゅうって僕のちんぽに吸い付いてる、気持ちよすぎてもうずっとこうしてたい……っ」 「ひあっ、らめ、うごいちゃらめぇっ」 「だってななたんのおまんこが、僕のちんぽちゅぽちゅぽするから……はあっ、そんなことされたら、我慢できないよっ」  ぐちゅっぐちゅっと下から突き上げられ、亀頭に奥の入り口を抉じ開けられる。  頭がおかしくなりそうなほどの暴力的な快楽に、七々音は真白にしがみつく。七々音は彼に助けを求めるしかなかった。それが余計に相手を高ぶらせる結果になるのだと気づかないまま。 「ひやっ、おねがい、おくこわいぃっ、ゆるひて、はいってこないでぇっ」 「はあはあっ、ななたん、七々音七々音っ」 「んんぅっ」  貪るように口付けられた。唇をしゃぶられ、口腔内を舐め回される。 「はあっ、ななたんのふにふにの唇可愛い、ななたんお口開けて、ななたんの涎飲ませて」 「んあ……っ」  口に指を突っ込まれ、抉じ開けられる。閉じられない七々音の口の中に、じわじわと唾液が溜まっていく。  恍惚とした表情を浮かべた真白が、再び唇を重ね、溜まった唾液を音を立てて啜り上げた。 「んんぁっ、ん、ふぅっ」 「はあっ、おいし、ななたんの味……」  じゅるじゅると七々音の口を味わいながら、真白は緩く腰を動かし続けた。狭く閉ざされていた肉壁が、徐々に真白の剛直に馴染んでいく。  激しい口づけに翻弄され、七々音は気づいていなかった。  七々音の唇の端から零れた唾液を追い、真白の舌が顎をなぞる。そのまま下へと下りていき、赤く染まり尖ったままの乳首に触れた。 「ひあぁんっ」  すっかり敏感になってしまった乳首は、舌が掠めただけで痺れるような感覚が走り抜ける。 「やあぁっ、そこらめぇ、じんじんするからぁっ」 「気持ちいい? ななたんのぷにぷにこりこり乳首、美味しいね、はむっ」 「あぁんっ」    ちゅぱちゅぱと吸われ、背中が仰け反る。  突き出すような形になった胸に、真白は嬉々としてむしゃぶりついた。唇と指で飽きることなく嬲り続ける。  腰の動きはどんどん大きくなっていき、下半身から生まれる刺激に七々音は漸く気づいた。 「んひっ、や、おく、やらっていってぅのにぃっ」 「ごめんね、七々音のおまんこ気持ちよすぎてもう止めらんないの、ほら、七々音のおまんこが美味しい美味しいって僕のちんぽ食べてるよ、僕のちんぽ気持ちいいって悦んでる」 「ひがっ、してな、そんなのしてなひぃっ」  首を振るが、蠕動する肉筒が真白の言葉を肯定するように内部を締め付ける。  ごちゅっと奥を貫かれた瞬間、快楽が全身を駆け抜けた。 「ひ、っ~~~~!」  七々音は自覚もないままに射精していた。  飛び散った精液を指にとり、真白はそれを美味しそうに舐める。 「またおまんこでイっちゃったね、気持ちよかった、七々音?」 「はっ、ひ、あひっ……」  七々音はもうなにを言われているのかもわからず、なにも答えられない。  快楽に酔っている七々音の体を抱き締め、真白は激しく揺さぶった。 「ひにゃっ、あっあっあっ、あうぅっ」 「はあっ、ななたんのとろとろおまんこ気持ちいいっ、僕もまた出すよ、奥に種付けするからねっ」 「んひあぁあっ、あっ、はげしっ、ひはぁんんっ」  何度も奥を穿たれ、真白が達する前にまた七々音のぺニスから精が放たれた。肉筒を擦られる刺激で、勝手に射精してしまうようになってしまっていた。  七々音の体ががくがくと痙攣し、直腸が収縮する。その刺激に、真白も大量の精を吐き出した。 「はひっ、おく、あちゅいの、でてうぅ……っ」  熱い体液を注がれ、七々音はぶるりと震えた。  七々音の額に浮かぶ汗を舐め取りながら、真白は一滴残さず中に放った。 「気持ちいいね、七々音」 「んあぁっ、あっあんっ」  二度精を放った真白の陰茎は、それでもまだ萎える様子がない。腰を揺すってぐちゅぐちゅと内部を掻き混ぜ、蕩けた肉襞の感触を楽しむ。 「はあっ……ほんと、ななたんのおまんこ最高、僕の精子まみれになってるのほんと滾る、ななたんのおまんこに入れてたら、おちんぽずっと勃起したままかも、精子出なくなっても勃ってるかも、もうずっと入れっぱなしにしたい、いいよねななたん、おちんぽ嵌めっぱなしにされたら、おまんこ嬉しいよね」 「ひっ、あっあっあっあひっ」  気絶こそしていないものの殆ど放心状態の七々音は、揺さぶられるままただ喘ぎ声を漏らし続ける。 「ななたんのお腹の中、僕の精子でいっぱいにするからね」  天使のように綺麗な笑顔を浮かべながら囁かれたえげつない言葉は、もう七々音には理解できない。 「ひあっ、あっあっあっ、んあああぁっ」  いつの間にか全裸になっていた真白に背後からのし掛かられ、蕩けた肉筒を激しく陵辱される。  もう何度も精を吐き出した七々音のぺニスは突き上げに合わせてぷるぷると揺れるだけになっていた。射精はできないのに絶頂は訪れ、七々音は強烈な快楽に悶え続ける。 「んひっ、いく、いくぅっ、ひにゃあぁっ」 「あはっ、ななたんすごい声、メスイキきもちい?」 「ひあぁあっ、いく、また、あっ、~~~~!!」 「っ締め付けすご、搾り取られる……っ」 「ああぁっ、おにゃか、くるひいぃっ」  もう何度胎内で射精されたのか、たぷたぷのお腹にまた精を放たれる。収まりきらず溢れた精液で七々音の太股もシーツもどろどろに汚れていた。  何時間も揺さぶられ快楽を与えられ続け、七々音の頭も体ももうふらふらだ。  真白は七々音の体を背後から抱き締め、繋がったまま体勢を変えた。  座る真白の膝に乗せられ、下から剛直に貫かれるような状態になる。苦しくて七々音は身動ぐが、その動きはあまりにも弱々しかった。もう指一本動かすのさえ億劫だ。  真白が七々音の顎を掴み、顔を横に向けさせる。  涙と唾液でぐちょぐちょになった七々音の顔を覗き込み、真白は愛おしげに瞳を細めた。 「はあっ、可愛い七々音、もっと早くこうして僕のものにしておけばよかった……」  囁きと共に口づけが落とされる。  ぱたぱたと羽ばたく純白の羽が視界の隅で揺れていた。  こんな男が天使だなんてあり得ない。これはきっと悪い夢だ。  自分に言い聞かせるように念じながら、七々音は意識を手離した。  願いは叶わず、目を覚ますとにこにこと微笑む真白の顔が視界を埋め尽くしていて七々音は絶望的な気持ちになった。  あれだけの無体を働いておいてなんの罪も犯したことのないようなキラキラ輝く彼の笑顔に心の底から苛ついた。  殴り飛ばしてやりたいが腰が立たずベッドから起き上がることさえ不可能だった。  憎しみを込めて真白を睨み付けていると、彼の背中の羽がなくなっていることに気づく。 「実は、お前は天使失格だーとか神様に言われて、羽を没収されちゃったんだよねー」  あははと悪びれることもなく笑いながら真白は言った。  それを聞いてよかったと胸を撫で下ろす。天使が全員真白のような変態ではないのだということに七々音は安堵した。こんな天使が蔓延る世界などもう終わっている。 「もう天使としては七々音の傍にいられないから、これからは人間として七々音の傍にいるね」  にっこりと笑顔で綴られる真白の言葉に、七々音は硬直した。 「今までは遠くから七々音のことを見守るだけだったけど、これからは一番近くで七々音を守り続けるね。七々音に近づく危険人物から守ってあげる。七々音の身も心ももう僕のものだからね」  一番の危険人物が、蕩けるような笑顔を浮かべて七々音を見つめる。  その瞳の奥にドロリと粘つく熱を感じ、背筋に悪寒が走った。  全力で逃げたいけれど、動くことさえままならない。 「嬉しいな、今までは僕が七々音を見つめるだけだったけど、これからはこうして七々音が僕を見てくれて、抱き締めたりキスしたり、好きなだけ愛し合うことができるんだから」  伸ばされた腕に抱き締められる。  七々音はまるで頑丈な檻に閉じ込められたような気分だった。捕らわれたら二度と逃げ出すことができない檻の中に。 「大好きだよ、七々音。ずーっと一緒にいようね」  ねっとりと甘くて押し潰されそうに重い囁きが耳の中に吹き込まれる。  受け止めきれない現実から逃げるように、七々音は白目を剥いて気絶した。

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