メイソンはアルトの言葉にガックリ肩を落とし 「アルト様、処刑される訳では無いのですから……」 と呟いた。 そしてゆっくりと指を引き抜くと、アルトの身体を元の体勢に戻し 「まぁ……でも、俺も限界なので、ご要望にお答えさせて頂きますね」 そう言いながら、メイソンはパンツの前を寛がせて下着からガチガチに勃起したメイソン自身を取り出した。 アルトはそのデカさに、思わず凝視してしまう。 「まさか……それが？」 「はい、ここからアルト様の中に#挿入__はい__#ります」 先端をアルトの蕾に当て、擦り付けるように上下に先端を当てると、ゆっくりとアルトの蕾に先端を沈めて行く。 「うぁっ！」 小さく呻き、アルトが身体を仰け反らせると、先しか#挿入__はい__#っていないメンソン自身が抜けてしまう。 「あっ……ごめん……」 目を潤ませて見上げるアルトに、メイソンは同意の筈なのに犯しているような気分になってしまう。 「アルト様……お辛いようなら、無理なさらずに……」 と言いかけたメイソンの唇に、今度は人差し指を当てると、両手を広げて 「メイソン。僕を抱き締めながら、#挿入__いれ__#てくれないか？」 と呟いた。 メイソンはゆっくりと先端の一番太い部分を#挿入__いれ__#ると、アルトの身体を抱き締めて腰を進めた。 苦しそうに顔を歪めるアルトの頬にキスをすると、アルトは小さく微笑んでメイソンの首に抱き着きキスを求めた。 唇を重ね、アルトがキスに夢中になっている間に最奥まで一気に貫いた。 「アァっ！」 アルトの身体がしなり、メイソンはアルトの膝に手を差し込んで身体を2つに折り曲げた。 ゆっくりと抽挿を始めると、アルトの唇から甘い声が漏れ始める。 唇を重ね、アルトの表情を少しでも見逃さないようにメイソンは細心の注意をはらっていた。 アルト自身、最初は熱くて硬いモノが強引に押し入った感覚しか無かったが、段々と下半身からジワジワと身体を巡る快楽に落ちて行く。 メイソンの先端が前立腺をゴリゴリと押してくると 「あぁっ…………あっ…………あっ…………」 止めたいのに、唇から喘ぎ声が漏れて止まらない。 そうかと思うと、一気に最奥を抉られて目の前に星がチカッと光る程、強烈な快楽に身体がもっと…………もっと…………と、メイソンの熱を求めた。 「アルト…………様、そんなに…………締め付けないで下さい」 一方、メイソンは自分自身に吸い付いて、メイソンの欲望を求めているかのように蠢いて収縮を繰り返す。 必死に堪えないと、一瞬でも気を抜いたら持っていかれそうだと思いながら、アルトがただ快楽に身を任せていられるように腰を動かした。 (今日は、アルト様をイかせる事だけ考えよう) そう自分に言い聞かせて、与えられている快楽に自分が溺れないように唇を噛み締めた。 するとアルトの指がメイソンの唇に触れると、首に抱き着いた腕に力を込めて、メイソンの唇にアルトの唇を重ねた。 (これは契約の儀式であって、愛情なんて無い行為なんだ) メイソンは必死にそう思おうとしても、今、こうして重ねた肌の熱さは今までの愛の無い行為とは雲泥の差だった。