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指先の熱-4 side千尋

荒い呼吸を整えられないままでいると、今度は下半身を持ち上げられて躊躇いもなく2本の指が肛門に侵入してくる。 慣らすこともせずに勢い良く差し込まれたせいで痛みのあまり思い切り締め付けると、間髪開けずに容赦無い拳が腹の辺りに飛んで来て内臓を揺らす。 「折角慣らしてやろうと思ったのに、躾が出来てないみたいだね」 「……ッゲホ、……待って下さ、まだ、入らな……、……からッ」 必死に止めようとしてみたけれどそんな声は届くはずもなく、賢治さんはズボンから性器を取り出すと肛門にあてがう。 ぱっと見だけれど、お世辞を抜きにしても大きいそれは挿れる前から想像するだけで頭がクラクラする。 「逃げたりしたら、指折っちゃうからね」 耳元でそう囁かれてから、無理矢理に根元まで飲み込まされると腸の奥の方がじんじんと熱くなるのが分かった。 長さも太さも平均より幾分か大きい分、体に掛かる負担はいつもよりも遥かに大きくてぼろぼろと涙が溢れ出す。 「ッ、あ"ぁっ、」 痛みのあまり拘束された両手を賢治さんの首に回してみるけれど、緩めてくれるどころか奥の方を強く打ち付けるかのように何度も何度も激しく律動されてしまう。 感覚的には、腸の突き当たりのところを何度も何度も。 「あーあ、アナルからちょっと血が出ちゃってるよ。でもまぁ、滑りが良くなって丁度いいか」 「痛いっ、いだッ……ぁ」 「あぁ、まったく。うるさい口は塞いでおいた方がいいね」 そう言うといつの間に用意していたのか、猿轡を取り出して口に嵌められてしまった。 こうなるともう歯を食いしばって痛みに耐える事さえも出来ないし、息をする事だって多少なりとも難しくなってくる。 「……っ"、……んっ"」 「凄いね。興奮してるのか知らないけど、先端から千尋の汚ったない汁が沢山出てるよ」 亀頭を壊すかのように爪で何度も何度も引っ掻きながら、腰を揺らして奥の方に打ち付けてくるせいで、体が震えて止まらない。 痛くて痛くてたまらなくて、ごめんなさいと何度も言おうとするけれど猿轡のせいで上手く喋る事さえも許されない。 「可愛いね、ちんちんが痛くて子供みたいに泣いてるのかな?」 「ゔッ……、 ふぅ"ッ、」 「気持ちいいしこのまま中に出すのもいいけど、その前になんかおしっこ出そうかも」 そう言って勢い良くずるんと引き抜かれた性器を見ると、さっき言っていた通り鮮血に近いような血と腸液が絡みついてテラテラと光っていた。 もちろんコンドームなんてものはつけてないから生々しく、それはお世辞にも綺麗とは言えない。 けれど賢治さんはそのまま俺の顔の上に跨るようにして膝立ちになると、猿轡の上に亀頭を乗せてから嬉しそうににっこりと笑って排泄を始めてしまう。 「……〜ッ!!!」 猿轡の隙間から流れ込む尿のせいで口の中はすぐに満たされてしまい、口の端からは受け止めきれなかった尿が滴り落ちて行く。 「ほら、飲んで。ちゃんと飲み込まないと勿体無いよ」 必死に喉を動かすけれど猿轡のせいで上手く飲み込むことができず、むせ込んで鼻からもよく分からない液体が滴り落ちてくる。 苦いとか甘いとかそんなのはよく分からないけれど、苦しくて今にも吐いてしまいそうだ。 ほんの30分前に会った人の尿を飲んで、肛門をこじ開けられて普通の人だったらトラウマレベルだろう。 でも、俺は違う。 賢治さんが、尿を必死に飲み込もうとする俺の事を見て恍惚に満ちた笑顔で笑ってくれている。 それだけでいい、俺はそれだけで凄く凄く気持ちが良くて嬉しくてたまらない。
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