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白昼夢4

「あっ、ぁ…!さや…っ、きもちぃ…ッ…!…っァ!もっ、とぉ…っ…!」 (…え…?) 一瞬前まで血に塗れていた手で、気づけばサヤの背中にしがみついていた。 まるで狂気の沙汰だーー。 だがこれは間違いなく俺が望んだ悪夢であり、絶対的な現実でもある。 「ふふ…乳首噛まれながらだとすぐイッちゃうよねぇ?シロさんって」 「…っぁ、…ッあ、ふああぁンっ……!」 善がり狂っている自分の声すら、夢の中のように遠くから聞こえてくる。 絶え間なく続く行為の中で、夢と現の境目は薄れていくばかりだ。 サヤから逃げられない事に気づいてしまったあの日から、俺はセックスしかしていない。 何時間どころか、恐らく数日間にも渡って行為に及んでいる。 最後に眠ったのがいつなのかも、もう思い出せない。 とにかく長い間ずっと、俺は自分の意思でサヤに犯され続けているのだ。 例えサヤが何かの薬を服用していたとしても、こんな事は有り得ないと分かっている。 こんなにも長い間勃起し続ける薬なんて、例え存在していたとしても命に関わる事は間違いない。 もしかしたら、これも全部夢なのかも知れないーーもう何度となくそんな思考を繰り返しながら、今に至っている。 だが混濁する意識とは裏腹に、与えられる快楽は鮮明で、体を重ねるごとにどんどん強さを増している。 もはやこれ以上は恐ろしいとすら感じるほどにーー。
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