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第24話 とある休日③

「ふ、んんっ、んぅ……ぷぁ、イリス、本ばっか、読むなよ……」 「分かった分かった」  仕方なく本を脇に置いて、ゲルトの頬を撫でる。それが合図になったのか、ゲルトは再び口淫を始めた。根本まで咥えて、口をすぼめながら頭を上下させる。温かい粘膜に包まれて、途端に限界を迎えそうなくらいの快感が下腹部に溜まってゆく。 「……っおい、ちゃんと飲めよ……っ」  悪戯に先端に吸い付かれ、やわやわと袋を揉まれる。俺は思わずゲルトの頭を押さえて、思い切り腰を打ち付けた。 「んっ、んん、んー……!」  喉の奥まで犯せば、ゲルトが眉をしかめて俺を見上げてきた。その鋭い視線に、ぞくりとする。そのまま口内を犯していると、くぐもった声が聞こえてくる。ゲルトの苦痛などは考えもせず、俺はそのまま奥まで自分のものを突っ込んだ。 「……っん、んむ、ん……っ」 「…………っ」  すると、ゲルトの喉がぐっと絞まる。その締めつけに耐え切れず、俺は息を詰めて吐精した。ゲルトの頭を押さえて、息を吐く。身体の力が抜ける。汗で張りついた金色の前髪をかき上げてやると、その白い喉がこくりと上下する。  ゲルトはむせることなく、俺の吐き出したものを嚥下する。くしゃりとゲルトの頭を撫でると、その頬が薔薇色になる。今更恥ずかしがることなど何もないのに、やはりこの馬鹿猫は変だ。  口を離して、ゲルトが俺を見上げる。その瞳は欲で濡れていて、口の端からこぼれている精液が妙に艶めかしかった。 「……イリス」  俺の名前を呟いたかと思うと、ゲルトが馬乗りになってくる。見ると、ゲルトのそこが微かに膨らんでいる。どうやら、今の口淫で興奮したらしい。 「何発情してんだ、馬鹿猫」 「……っ、うるさい、お前のせいだろ」  そう言って、ゲルトが服を脱いでいく。傷だらけの上半身があらわになり、続いて白い下半身が現れる。緩く勃ち上がっている自分のものを手で隠すようにして、ゲルトは全裸になった。服を脱ぐ大胆さはあるのに、変なところで恥じらいを持っている。まあ、あまり大胆になられてもこちらが困るだけなのだが。 「おい馬鹿猫。手ぇ離せ」 「む、無理に決まってんだろ……っ!」 「あっそ。じゃあ自分で慣らせよ」  一切触らないから、と付け足して、俺は再び本を手に取った。俺の下肢は未だに熱を持っているが、大人しくしていれば元に戻るだろう。  どうせ、この馬鹿猫が二度も俺の言葉に従うはずがないのだ。俺はそう思って、本をひたすら読み進めていった。  少し読み進めたところで、ゲルトの方を見る。ゲルトは唇を噛みしめて、羞恥に耐えている様子だった。ほら、やっぱりできないだろう。そう言いかけたところで、ゲルトはゆっくりと動き出した。
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