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第17話

「ここだよ」 そう言って連れてきてもらったのは明らかに高そうな厳重な警備があるマンション。 「こ、こ…ですか?」 「うん、この部屋」 神崎さんはポケットから鍵を取り出してそれを差し込んだ。するとカチャリという音をたてて扉は開き、俺たちは中に入った。 広いな……… 神崎さんの部屋は結構綺麗に整頓されていて、清潔感のあるインテリアが置かれていた。 「そこに座ってていいよ」 「ありがとうございます」 そこ、というのはきっとリビングに置いてあるソファのことだろう。 座ってみるともふもふですごく柔らかかった。 ソファに置いてあるクッションも、もこもこでめちゃめちゃ肌触りが良い。 流石神崎の跡取り息子だな…(まだ決まったわけじゃないけど) 「ふふ、気に入った?」 「わぁっ、すみませんっ!」 しばらくクッションををもふもふと触っていると紅茶を持った神崎さんが隣に座ってきた。 「お昼にはちょっと早いかなぁと思って紅茶を用意したんだけど、紅茶飲める?」 「飲めますっ」 そう言うとニッコリと微笑んで「良かった」と言いながら俺の前に紅茶を置いてくれた。 イケメンが微笑むとこんなに眩しいって感じるんだな…なんか、俺意味わかったかも…。
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