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第40話

到着したのは隣接されているゲームセンターが有名なショッピングモール。 そういえば最近はゲームとかあんまりやってないな……。 「何か欲しいものとかある?」 「や、特に」 「じゃあゲームセンターにでも行こうか」 「え、神崎が?」 その意外な発言にだいぶ驚き、神崎のような人もゲームセンターに行くのかとちょっぴり関心したりした。 「俺はあんまり行ったことがないな。高校生が楽しいと思う場所、よく分からなくて」 安直だったかな?と苦笑いする神崎。 「別に、俺は好きだけど」 「それは良かった」 ** ゲームセンターに入ると少し騒々しい音に神崎は驚いていたが、それも少ししたら慣れたようだった。 「ゲームセンターではいつも何をするの?」 「適当にマ○カやったりクレーンゲームやったり…とか?」 「ふぅん…ああいうのをとるってこと?」 そう言って神崎が示したのはクレーンゲームでガラスの向こうの景品は黒いもふもふの猫のキーホルダー。 「そうそう」 「やってみようかな」 そういって神崎は百円硬貨を機械に入れていく。 でもゲーセン初めてって言ってたし、最初のクレーンゲームで取れる気がしないお金の無駄遣いだ…なんて思いながら佐奈は神崎を見守っていた。 「あれ、とれた」 そう、驚いたことに神崎は黒いもふもふの猫のキーホルダーを一発目にしてとってしまった。 「……」 「これ、羽田くんにあげるね」
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