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〇の刺客 02

【自作ゲ―ムフェス受賞作品発表!】 【大賞『ペルソナ・フレンズ』製作者、〇宮(まるみや)ジロ】  息をするのも忘れ、講評を睨む円の背後から、忍が身を乗り出した。 「えっ、ええええ! これ円ちゃんじゃん! 大賞っ! 円ちゃんじゃん!!」  言われなくてもわかっている。 〇宮(まるみや)ジロとは、(マル)こと相庭円(あいばまどか)を含む三人組のクリエイタ―グル―プだ。 ゲーム系専門学校で知り合った宮とぜんジロが加わり、昨年から一人きりで続けてきた円の活動を支えてくれている。 音周りを宮に、グラフィックをぜんジロに任せたおかげで、作品のクオリティは格段に上がった。 ただしチ―ム名は加入順に名前を並べただけの安直なネ―ミングである。  円は興奮気味に画面を指差す邪魔な手を叩き落とし、もう一度結果発表を確認してから、ようやく拳を引き寄せた。 「……っシャ!」 「さすが俺の円ちゃん! 喜び方までかっこいい! 結果もかっこいい! 全部かっこいい!」  後ろから抱きついて、心底嬉しげに頬擦りしてくる忍が煩わしい。 振り払おうとして思いとどまる。

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