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俺は逃れようと抵抗するが、身を捩れば捩る程にモヒカン野郎の手に力が加えられて首を締め付けられる 苦しみに藻掻く中、ズボンの中へ奴の生暖かい手が入れられた。終わった……もう駄目だ……そう諦めて目を閉じ掛けたその時、俺の耳に鈍い音が轟き目を見開くと、先程までモヒカン野郎の後ろで共に嘲笑っていたペンダント男が、突然に白目を向いて気を失い、へたり込むように前へ倒れた。その衝撃で転げ落ちたペンダントは、誰かの手の中に拾われ握り締められる。 「誰だてめぇ!!」 状況に気付いたモヒカン野郎と、その取巻き共が一斉に後ろを振り向いて威嚇の声を上げるが、同時に顔が青ざめ何者かに怯まされていた。 「イジメはんたーい」 俺を囲う男共の背中が邪魔で声の主は見えないが、誰かが来たのは確かなようだ。こいつらの阻喪とする姿から察して、恐らく番長クラスの厳つい奴らでも来たんだろう。 それにしても…… その声はやけに緩やかで、脅すには威圧感に欠ける
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