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汚れたもの……? 何だそれ?と思った瞬間に、尻からドロっと溢れる違和感に気付いてまた顔がカァっと熱くなる。 そうだ…中に出されたコレ……どうやって出すんだろう…… 初めての事で疑問を浮かべて呆然としていると、急に俺の体が宙に浮かされる。 「えっ?」 気が付くと俺は如月の腕に抱き上げられていた。 前のように肩へ担ぐのではなく、横抱きにされていて心臓がバクバクと激しく高鳴った。 「あの、如月さん…」 問い掛けても何も答えてくれず、寝室から風呂場へと運ばれる。流すと言っていたから今日も一緒に入浴するんだろう、俺の横では如月も服を脱いでいる。 細身の割に締まるとこは締まっていて、背も高くて…思わず見惚れてしまった。 この前に見た時は男同士だし何とも思わなかったのに、今ものすごく……ドキドキしてる……何故。 俺はいつから男の裸に目覚めたんだ。いや、ないない… まじまじと見ていると、その肌に付いたキスマークの痣が映り込む。色は薄くなってはいるが未だ完全には消えていないようだった。一体この二人がどういうセックスしてるのか、益々気になってしまう。この二人の場合はどっちが上なんだ?想像つかねえや… さらに眺めていると左上腕部の包帯に目が止まる。 学校の帰り道で見つけて以来ずっと気になっていた包帯。 不良に喧嘩は憑き物だろうけど、何処で喧嘩してきたんだろうか。それとも、どっかで転んだとか? 謎だ…… 「お前…ジロジロ見すぎ」 「え、あっ。ごめんなさい!」 また脅されると思った俺は急いで脱衣所から浴室へ駆け込んだ。 その後、如月も一緒に入ってきてシャワーを出して温度を確かめている。今日は、カエルちゃんの風呂椅子に座らされるわけでもなく立たされたままの俺。 向かい合うと何となく目のやり場に困るので、俺はサッと背中を向けた。 男同士なのに……俺にも同じモノ付いてるはずなのに、おかしくなったのかな……何故か直視出来ない自分がいる。 お湯が出るのを俯いたまま待っていたところへ、いきなり背中を押されて俺の体は壁に押し付けられる。 「え?ちょ、何ですか!?」 「汚れたもん流してやるって言ったろ」 「へ…?」 訳も分からぬまま、壁に張り付く俺の背中に如月の体が覆い被さる。途端にまたドキリと激しく心臓の音が弾けた。 そして、何も言わずにシャワーの湯は尻に当てられて、如月の指が割れ目をなぞって下から孔へと差し込まれると、無意識にビクリと肩が跳ねる。 あ……洗ってる……だけ…… そうだよ、洗ってるだけ……中に出された精液を洗い流す為にやってる……だけ…… そう心の中で自分に言い聞かせるも、胸の高鳴りはより激しくなって、顔もどんどん火照ってくる。 その指先が中の異物を掻き出そうと上下に動けば動く程に、変な行為ではないと分かっていても、身体がビクビクと大袈裟に震え上がり、変な吐息に混ざって声まで漏れてくる…… 「うっ…んっ…」 耐えろ、耐えろよバカっ! さっきの浅間の行為のせいで、身体が過敏になってしまったのか……?! いちいち反応してしまう自分が恥ずかしくて、必死に顔を伏せた。 「お前、もしかして感じてんの?」 「うっ…。」 げっ、読まれた……? 「ち、違います…!く、擽ったい…だけ…です…」 「浅間に突っ込まれてアンアン啼いてたくせにか?」 「あ、あれは…ちが…痛くて…」 言い訳のしようなんてない、何も理由なんか見付からない。 あーもう……死にたい。 恥ずかしい…… 穴があったら入りたい……ケツの穴だけに。 なんて言ってる場合ではなくて。 頭の中でモヤモヤと混乱しているとき、ふと首筋に暖かい唇の感触が触れた。 「き、如月さ……ンっ?!」 耳の裏から肩の辺りまで何度もしゃぶり付くようにチュっと音を立てて啄んできて、その吐息が耳元を掠めると胸がぎゅっと締め付けられる。 浅間の時とはまた違うドキドキと熱い胸の鼓動。 俺の心臓……どうなっちまったんだよ………
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