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第7話

 おれがアイスコーヒーを頼んでストローでかき混ぜている間に、晴翔はとんかつ定食大盛りをあっという間に平らげた。しかもまだ足りていないのかデザートのメニューを広げている。 「全く、あんたそうやって食べないから倒れるんだぜ?」 「食べられないの」 「えー、俺と一緒の時は食えてたじゃん」  その言葉にストローを潰す、お前が勝手にいなくなるからじゃないか。 「まあ、その辺の件についても含めて交渉したいんだけど」 「交渉? なにを」  晴翔はおれの顔を見てにやりと笑う、金髪の隙間からのぞく目はおれを捉えて放さない。これは確実に何か悪いことを考えている。 「あんたんちの片隅に俺置いてくんねぇ? バイト決まってなくて住む場所ないんだよ」 「は、部屋二つしかないけど」 「やったね、じゅーぶんじゃん! 一つは俺の部屋ってことで」 「狭いんだよ、お前でかいじゃないか」  安くて古いアパートだ、大男には確実に狭いだろう。しかし晴翔はすっかりその気になってまたゲラゲラと笑った。 「家賃は払えないけどよ、毎日の食事はおれが作ってやるから。俺、意外と調理の仕事は向いてるんだぜー喧嘩してバイトはやめたけど!」

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