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あとがき

丸11カ月の執筆、全20話+エピローグで約55000字、ようやく完結しました(*´▽`*) 文芸部の高2男子、時枝海晴と購買部の代理職員、鹿野颯介、そして国語教師の須崎真詩の学園トライアングルラブストーリーです。 リンドウの花言葉は幾つかあって、須崎が海晴に贈った紫のリンドウには健康への願いが込められ、颯介はかつて『勝利』の花言葉を愛し、また、海晴には『あなたの悲しみに寄り添い慰めたい』という青いリンドウを贈るなど、色、形状様々に物語の端々に登場します。 第6話で颯介からの青いインクの感想メモにあった『キミは泣いてばかりいる、どうして?』 が、颯介にとって海晴に心惹かれた最初だったんですよね……。 とても、地味なところで『シャガール・ブルー』『ダイビングの看板』『青朽葉色のリブニット』『シーフード』から『青春』の『あお』に行きつくまで『あお』に拘ってみたのも、モブの名前の頭をとって四字熟語にする仕掛けも自己満足的に楽しんでしまいました(* ´艸`)クスクス 朝井くん、雲谷くんは海晴の文芸部仲間、暮沼曇天は海晴の書いた小説の作中人物、クラスメートの雨宮くん……この四人の名前の頭文字を登場順に繋ぐと、最後に須崎先生からの手紙にあった『朝雲暮雨』になります。 ざっくり言えば『情交・情愛』のことですが、楚 の懐王が昼寝の夢の中で巫山の神女と情を交わし、別れに際し神女が「朝には雲に、夕には雨となって参りましょう」と言ったという故事に由来する言葉です。 颯介と海晴が末永く寄り添い、幸せでいられますように……、 そんな願いを織り込むように物語に忍ばせてみました。 気付かれた方、おられるかな?いらっしゃると嬉しいな……。 作中、須崎先生の手紙の署名部がパソコンからですと、不自然な配置に思われるかもしれませんが、スマホでの見え方を調節したもので《署名の上に書き足された一文》という小説の表現と実際が異なって見える方もいらっしゃるかもしれません。 若干、不格好にて申し訳ありません(-_-;) この数ヶ月、最後までお付き合い戴いた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。 とても、愛着をもって大事に大事に綴ってきた物語ですので、お時間を戴くのは恐縮ですが、良かったら、ご意見ご感想、どんな些細な事でも結構です。コメントを戴けたら嬉しいですし、もし、表に出るのはチョットという方は個人サイトAttic.【https://attic-star.work/】の拍手ボタンより、ひそっと、お声を聞かせて戴けると幸甚です。 嗚呼、脱稿の瞬間って物凄く寂しいですね(´;ω;`)ウッ… 皆さま、ありがとうございました<(_ _)>♡                             宙水 拝

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