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家に帰ると亜之が 「桃夜様!!」 「ごめん。」 遅くなったのを謝る。 「心配したのですよ!?もう8時になるのにー」 「ごめんてば、」 門限は、7時だと決まっている。生徒会は遅くなっても7時までは帰って来るので心配していたのだろう。 「・・・何かございました?」 亜之が桃夜に聞いた。 「な、何もないよ。」 まさか、鬼に会ったなんて信じて貰えないだろうし、助けてくれたあの男性も気になる。 (忘れろって・・・) あんな衝撃的な現場を忘れる筈ないし、あのOL女性の遺体もー 「桃夜様?」 「あ、本当に何でもない。」 「・・・次回からは、お車でお迎えをしますからね。遅くなったら。」 「分かったよ。」 亜之の心配性にも困ったものだと思いつつも離れの部屋に行く。 「あの人・・・何か見た事あるんだよな。」 詰襟を脱ぐながら点けていたテレビを見ると 『-槐グループ社長槐莱牟(えんじゅらいむ)社長は、パラオの家具会社を買収したとー』 「あ!!!」 テレビに映ったのは、大手で知られている槐グループの若き社長槐莱牟・・・助けてくれた人物だった。 「槐社長かよ!!」 まだ30代だがやり手でよくテレビで見るが身近で見ると何故か懐かしかったが、 「・・・何でか槐グループと取り引きしてないんだよな。叔父さん、嫌いなのか?」 槐グループとは取引がないと前に叔父が言っていた。 「会った事ないし、鬼の事を知ってる様子「桃夜様、お夕食のご用意が出来ました。」亜之。ああ。」 腹も減っていたのでちょうど良かった。
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