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たぶんこれは発情期※④

脱力したリュカはされるがままだ。今身に纏っているのは薄いシルクのシャツ一枚で、それもユージンに捲し上げられて胸の突起のあたりまでの肌が露わになっている。  ユージンはリュカの脚を開き、その間に自分を挟ませた。手元では何やら小さな包みの封を開けている。 「ユージン……それはなんだ……」 「なあ、オマエそれマジなの? コンドームだけど」 「こん……ん? な、何を、してる?」  ユージンが自らの衣服をずらす姿に、リュカはまだ整わない呼吸のまま眉を寄せた。  熱を持ったユージンの性器にコンドームが被せられていく様をリュカはまじまじと観察している。  またも未知との遭遇顔のリュカに、ユージンは少しばかりの笑いをこぼしながら、リュカの太腿を抱えて引き寄せた。 「わっ……!」  急に体勢をずらされたリュカの背中でクッションがずれて、後頭部がそれに沈んでいく。  尻のあたりは抱え上げられたせいでソファから浮き、太腿の裏にはユージンの皮膚の感覚と体温を感じる。  まだ僅かに余韻を残したままの背後の孔に、ユージンの熱い性器の先端を押し当てられ、リュカはそこでやっとユージンの行動を理解した。 「ま、まて、ユージン! そんなものをそんなところに入れてはダメだ!」 「は、そんなものて」 「先ほどの行為で充分だ!」 「おい、俺はなんも充分じゃないんだけど」  言いながら、ユージンの先端がゆっくりとリュカの孔の入り口を開く。リュカは焦りみじろいだ。 「意味のわからない行動をするな! どうかしてるぞユージン!」 「いや、オマエな。さっきのマン……医学書にも書いてあっただろ? オメガとアルファはこんなところにこんなものを突っ込んでセックスすんの」 「な……そ、そうなの……か……? 具体的な部分が白く塗りつぶされていたから……よくわからなかった……」 「いや、アホか、だいたい想像つくだろ」 「む、アホとはなっ……んっ……あっぁっ……ユージン! 貴様! 止まれ! デカいぞ!」 「ん、ありがとー」 「褒めていない! あっ……苦しっ……んっそれ以上、入らっ……な……ぁっ」  ユージンの性器は内部を押し広げ、先ほど指でなぶった前立腺を擦ると、さらにその奥にまで入り込んできた。  リュカは腰の内側を強く押されるような感覚に上手く息が吸えないまま、両手は頭の後ろのクッションを握った。   「けっこうキツイな、もしかして、マジで本番は経験なし?」  目元に涙を滲ませているリュカを見下ろし、ユージンは満足げに口角を上げた。    

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