毎度、きぬワールドに引き込まれてる者です。
冒頭で場面が鮮明に浮かび上がり、馬の毛並みまで触れられそうな描写力はもう、さすがです。
毎度恐れ入ります。
突然現れた正体不明の謎の男をフランと名付け、過去の死んだ恋人に想いを馳せていく主人公。
ハロウィンとタイトル「フランケン」が上手いことマッチしたきぬワールドが広がっています。
フランに対し、「そういう夜なんだ」と優しく諭すシーン、すっごい好き。
出てくるアイテムやワードがカタカナが多いから?(そんな単純じゃない)なのかめっちゃ西洋感が出てハロウィンの雰囲気がバッチリなんですよね。
冒頭で樒ヶ原乗馬センターという日本らしい固有名詞出てるのに、この雰囲気の作り方、やっぱりさすがです。
不思議な世界観にどっぷり浸からせながらどこか切ない余韻を残す秋の季節にもぴったりな作品でした。