何度読んでも「大好きな作品」という位置付けは変わらない
高校生の二人が出逢い恋に落ち、大学生になり結婚するまでの長編。 長編とはいえ読みやすく、何より物語に常に引き込まれ続けるのであっという間に読めてしまいます。 物語は千秋が修平のことを少しづつ好きになってくことで進んでいきますが、その裏では修平にとって千秋という存在がどれだけ大きな存在でかけがえのない大切な人なのか……と、いうのも見え隠れして、二人が恋愛を通して成長していくのを読者は泣いたり笑ったりしながら一緒に楽しむことができます。 それに同性同士だからこその悩みや問題も、きちんと考え答えを出す描写をしっかりとしています。 そして個人的なことなのですが、千秋と修平が大好きで、本当に大好きすぎて、二人の行く末を心配して生活に支障が出る程になったことも……。 それくらい感情移入できてしまう素敵な作品なので気になってる方がもしいたらぜひ読んで欲しいです。 余談ですが、もうかれこれ数年前にこの作品と作者様と出逢ったことで自分も物書きになったので、自分にとっては人生を変えるくらい大切な作品で大切な作者様なので今回久しぶりにレビューを書かせていただきました。