すごいものを読んでしまった
読み終えて、「これはすごいものを読んでしまった、物語に連れていかれてしまった」その思いで胸がいっぱいになってろくに言葉が出ませんでした。一晩おいて、さあ作者様に素晴らしかったと伝えつつ、他の方が開きたくなるようなレビューを書こうとしたのですが…出てきたのはやはり「これはすごいものを読んでしまった」の思いでした。以前から獣人ものやオメガバースの素晴らしいメンズラブを書かれている作者さんなのは知っていても、こんな引き出しまでお持ちなのかとひたすら驚きです。最初から最後まで予想がつかず、判然としない部分もありながら、なのに読み終えると深い愛を感じました。そしてその「愛」は主人公と獣人の間に留まるものではありません。読めばお分かりいただけると思います。シリアスなお話ですがユーモアもモフみもたっぷり(自分は肉球の描写が大好きでした)なので、是非たくさんの方に読んでいただきたいです。読ませていただきありがとうございました。まとまらない文で長々失礼いたしました。