恋ってやっぱり
高校最後の夏に気が付いた、自分の中にあるよく分からない気持ちに向き合っていったその先。 校外で偶然会ってファミレスに行くとか、誕生日だとか。ふとした瞬間が宝物みたいに感じられる時期の男の子たちの気持ちが細やかに描かれています。 一話目で「なぁ。恋ってさ。恋ってさ、そんなに必要なもの?」と言ってた加藤くんが「恋をするってそういうことなんだろうか。」と変化し本編最後の一行にたどり着く。 一つ一つのエピソード、会話、キーワードが積み重なって二人それぞれの心情の変化を際立たせている素敵な作品です。 読後に「恋ってやっぱり~」という某小沢くんの歌を歌ってました!