ポップ甘みと文学のかほり……
まるで今、まさに今を舞台にしていてとても純文学の香りがした。今を描くことでタイムトラベル後の世界とのコントラスト、対比をはっきり描きたいという気持ちが感じられて(実際は分かりませんが)、丁寧に描かれており綺麗だった。 ドロップスが落ちていくシーンはポップで可愛くて、カラフルだった。雨と飴を掛けてるっぽいのが面白かった。あとビー玉も似てる。 甘くて透明で綺麗でキラキラ、失恋の涙や曲名などドロップに類似したモチーフを扱っていてよかった。 ポケモンで言ったら統一パーティみたいな感じ。とてもよい。 細かいところまで作者の意図やこだわりが行き届いており、滑らかなひんやりとした石を撫でているような気持ちよさがあった。 あと、主人公の名前が可愛かった。 さくはとさくらとさくま掛けてる感じもまた面白かった。 ほんとすごい考えてるなぁと、喝采!