訳あり少年二人、雨がきっかけで生まれた絆がとても尊いお話
優等性の森田は、ワケあって家に帰りたくなくて、放課後毎日理科室に入り浸っている。
梅雨のある日、隣のクラスの不良・麻野が掃いていた竹ぼうきに足を引っかけられ、それから妙に彼のことが気になりだす…。
フジョッシーでは珍しい(私が読んでないだけかも?)中学生同士のお話です。
思春期まっただなかにある少年二人がとても可愛いです。特に、不良(というわけでもない?)の麻野君があまりにも純粋で…尊い。
森田君と互いの秘密を共有しただけで涙してしまうところは、彼はずっと我慢していたんだな、一人で抱え込んでいたんだな、とホロリときてしまいます。
ラストがとても素敵でした。現在の二人はいったいどんな関係なのか…いくつなのか…凄く気になります。
素敵なお話をありがとうございました!