雨と紫陽花と吸血鬼をしっとりと絡めた艶めいた作品です。
雨や紫陽花が最高に似合う美しいヴァンパイアに出会えます! ヴァンパイアの零音くんはその所作や台詞がカッコよくヴァンパイアらしい雰囲気で満ちていました。 さらに登場や吸血シーンの描写が、作者様の腕前でとても色っぽくて描写されているものだから、読んでいる私の胸も高鳴り興奮しました。 物語の盛り上げ方が素敵な上、余韻の残るラストもよかったです。 短編ですが彼らの世界観などもしっかり書きこまれていて奥行きがあるので、この二人のお話をもっと読みたくなってしまいました。