寂しさが愛で包まれていく瞬間を堪能できる作品です。
いつもまるで1本の映画のようなドラマチックな作品を書かれるみゆちゃんの新作は、やっぱり最高に素敵でした! 男娼として生きる潤と客の佐伯との情事シーンの温度差が読みごたえあって実はお気に入り。とても良かったです。 小物使いも秀逸で、和傘や紫陽花の和な印象とタイトルやクラブフロアの洋の印象が混ざり合って、奥行きの深い世界を生み出していました。 大人感溢れる色気のある物語をありがとうございます。