愛着のあるものには名前シールをつけましょう
傘目線で物語が進められていきます。 傘の自分呼びが我輩。 傘の持ち主が漱介。 シャレっ気たっぷりの名付け方ですね。 我輩がつたえてくれる高校生二人の心理描写がすごい。 文学的な語り口調なのに、とてもわかりやすい。 傘の柄からつたわる体温や、震えなどの表現力が細やかですばらしいです。 我輩に名前シールをつけたおばあちゃん、粋です。 素敵な作品を読ませて頂き本当にありがとうございました。