花言葉、裏の意味を知ってから再読すると二度うまい(ネタバレ・独自解釈あり閲覧注意)
相変わらず綺麗な作品を書く人だと思いながらいつも愛読してますが、タイトルに伏線ありきと思って読む作家さん。いつもまずはさらっと読んで、そのあとでタイトルの伏線探しを楽しむ二度読みをします。この作品は二度読みするといきなり切なくて胸が苦しくなったのでお勧めです。 Hydrangeaはアジサイ。その花言葉は辛抱強い愛情。そしてHydrangeaという単語の語源はギリシャ語で「水の器、受け皿」 作者様には一切確認とってないしただの私の深読みなので読み方はご自由にですが、気になる方はこれを知ってから再読してください。攻めの包容力と主人公の気持ちが一気に入り込んできてぐわってなる。タイトルに込められた裏の意味を知って読むとと感情の入り方が違ってきます。 初見読みでも綺麗にまとまっていてドラマティックなのに、裏を知ると「ちくしょう三度目もっかい読もう」となってしまうのが悔しい(でも好き) とリピ―ト視聴を楽しむ作品として、雨の日のお供にピッタリだと思います。(某映画のように数回は通い詰めないとね