主人公の苦悩が伝わってきました。
「つゆのくるぶし」の続編。周くん視点。 三味線奏者を目指す周くん。 しかし他にもしたいことがあったり三味線が全てだと言いきれず思い悩みます。 たくさんのやりたいことを犠牲にして打ち込めば才能は手に入るのか。 才能とはなんなのか。 才能ある人が羨ましくもあり妬ましくもあり出来ない自分に苦悩する周くん。 もがき苦しむ様子が伝わってきました。 そんな時に出会った玄さん。 自分が知らない自分を教えてくれて気づかせてくれた。自分の「腕」を使って。 「見えているものを見ない」ということも。 防御していた壁をとっぱらってこれからは色々な思いを乗せた音を聴かせてくれるんじゃないかな。 まずは想いを伝える所からですね。